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本に向かって走り出す。「本の虫」というよりは「本の猪」。本のことばかり呟きます。 (noteで2022年1月1日から、隔日で書籍紹介。20時更新。⇨note.com/honnoinosisi555) 個別の連絡・依頼はDMの方でお願いします(ときどき、覗きます)。
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7月11日は、アニメーター・大塚康生の誕生日。
「絵の持つおおらかさや大胆さというものは、それぞれの人固有のものです。のちにいろいろな教育や訓練が加えられたとしても、やはりその基本は失われないのではないかと思えるのです。」(『作画汗まみれ 改訂最新版』文藝春秋、より)

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「本当は証城寺の狸のように揚げ物やチューハイで出っ張った腹をぽんぽこ叩いて楽しく踊り暮らしていたいのに、勝手に女の腹に手を突っ込んでくる政治や世間様にギャースカ嚙み付く決意をしてしまった。土俵際のつっぱりである。負けるつもりはない。」(王谷晶『カラダは私の何なんだ?』P28)

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「自分の関心はこの幅に限定するとか、自分のものの考え方はこのように固定するとか、そうしていると、生活のかたちが決まって安心できるかもしれない。しかし、そうしていると、かならず人間の幅がだんだんとせまくなる。」(森毅・文、『人間をみがく』あすなろ書房、P129)

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「孤独感の解決策は、関係の量ではなく質だ。人間のつながりは、当事者のそれぞれにとって意味があり、満足のいくものでなければいけないし、また、外部の物差しで測るものであってはならない。」(柴田裕之訳『孤独の科学 人はなぜ寂しくなるのか』河出文庫、P367)

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「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心に言ってやるがよい。夢を追求している時は、心は決して傷つかない。それは、追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ」(パウロ・コエーリョ『アルケミスト 夢を旅した少年』角川文庫、P154)

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気になる人と、気にならない人と。
(参照:いしいひさいち『ほんの本棚』東京創元社、P16)

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「女性は誰でも石ころを持たされている。それを自分の中に大切にしまって体を重くするか、あるいは外に投げ出して世の中を揺るがすか。平和は弱者の沈黙を前提とする。それが平和なら、私は拒否したい。」(大島史子訳『いいから、あなたの話をしなよ』アジュマブックス、P95)

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本を粗末にする輩を襲う「本の化物」。
(参照:巖谷小波『日本イソップ物語』学芸社、P195)

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「私たちの身体は、感覚を刺激する無秩序な感覚与件の流れを、「記号が組織する意味の場」、つまり私たちが現実と呼ぶものに絶えず織り込んでいる。この創造の衝動は、目覚めているときも夢を見ているときも、私たちの意識生活のなかで常に作用している。」(『動物たちが夢を見るとき』青土社、P182)

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「いじめをする人は何よりもいじめる相手に依存している。自分自身だけで満足できる(自足)ことを探す能力がなく、常に他人を必要とするわりに、他人に対して不自由なほど神経質である。」(津村記久子『二度寝とは、遠くにありて想うもの』講談社文庫、P30)

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