//=time() ?>
「いたい目にあうごとに、わたしは、自分のえりくびをつかまれて、真理のほうに向けられる。真理は、痛い方角にある。しかし、真理は、方角としてしか、わたしにはあたえられない。思いちがいに思いちがいをついで、その方角に向うのだ。」(鶴見俊輔『不定形の思想』河出文庫、P469)
「ぐりとぐら」シリーズで知られる、画家の山脇百合子さんが死去。ご冥福をお祈りします。
「絵本で楽しく豊かな心の体験をした子は、
人生に希望と自信を持ちます」
(『本・子ども・絵本』文春文庫、より)
「時代や地域を越え、人間は互いに異なるよりも似ている点のほうが多い。人間の振る舞いについて要となる問いは、人はなぜ今も昔もこれをするのか、あのように振る舞うのかではなく、ある状況に置かれたときに何をするか、である。」(秋元由紀訳『カースト』岩波書店、P437)
「本を買うということは、その本を「未来に読む」というひとつの約束のようなものを買うことだった。借りてきた本には期限がある。そうなると、そこにあるはずの「未来」が、あまりに短くてがっかりしてしまう。一方、自分のものにした本には、限りない「未来」が含まれていた」(『金曜日の本』P71)
「いじめをする人は何よりもいじめる相手に依存している。自分自身だけで満足できる(自足)ことを探す能力がなく、常に他人を必要とするわりに、他人に対して不自由なほど神経質である。」(津村記久子『二度寝とは、遠くにありて想うもの』講談社文庫、P30)
「家族の中で、また他者とのつながりの中で、「支配」や「依存」といった関係から自由になるには、またそこに陥らないためには、まず「一人を楽しめる人」になることです。それが一番の方法だと言ってもいいでしょう。」(『正しいパンツのたたみ方 新しい家庭科勉強法』岩波書店、P201)
#パンツの日
「性格を当人の内側にある血液型とか、リビドーとか、体格とかに関連づけようとするあらゆる企ては無意味である」「ほんとうの性格なるものが、彼の心のなかのどこか隠されたところにあって、彼をよく知るようになればなるほど、それがわかってくるといったものではない」『続 ものぐさ精神分析』P256
「誰でも、自分がこれこそ正しいと思い込んだものにしがみついてしまうのです。それは逆に言うと、誰のものであれ、人のものの見方や考え方というのは、絶対に確実なものではなく、多かれ少なかれ、偏りや誤りがあるということです。」(藤田正勝『はじめての哲学』岩波書店、P105)
「SNSを使ってしんどくなった時、念頭に置いておきたいのは、SNSの投稿は虚構(フィクション・つくりごと)だということです。これなら人に見せてもいいかな?と思えるようなごく薄い上澄みが漂っているようなものだと思ってみてもいいかもしれません。」(増田史『しんどい時の自分の守り方』P24)