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《イモヌスミ備忘録》章魚人形
「東京絵入新聞」明治18年7月3日の記事にある。
千葉県木更津の漁師が引き上げたという、胴体部が人間の上半身に極めてよく似た姿をした蛸。
その珍しさに、最終的には噂を聞き付けた品川の者に買い取られていったという。
《イモヌスミ備忘録》馬に乗った蛸
佐渡島相川に伝わる。
あるとき、百姓がつないでいた馬が行方不明になる事件が起きた。
そのことに気付いて慌てて探し回ると、浜続きの草原で二匹の大蛸が馬に取り付き、乗り廻しているのが発見されたという。
《スダマ類備忘録》豆腐の怪
薩摩の国今和泉に伝わる。
ある朝、町内のいたるところで夥しい数の豆腐が捨てられているのが見つかり大騒ぎとなった。
後に近隣の豆腐屋へ問い合わせてみても、特に多く売れた店があるわけでもなく、結局その原因は判然としなかったという。
《鬼骨図考》鬼の骨
「保良日報」明治30年8月の記事に掲載された見世物の一つ。野師が何も入っていない箱を揺すると、まるで骨が入っているかのようにカラカラと音が鳴るというもの。
《スダマ類備忘録》スカイ・スピッター
1995年、ロングアイランド在住の中学教師が遭遇した、雲か霧のような姿の怪物。
唇のような部分をすぼめると、そこから正体不明の液体を吹き付けて消え失せたという。
《鬼骨図考》キャンベイ・モンスター
1953年及び54年、イギリスのキャンベイ島にその死骸が漂着した奇怪な生物。
海生生物であると推測されるものの、5本の指の付いた足を持つ。また体表に鱗はなく、証言によれば「豚の皮のような」皮膚をしていたという。
《鬼骨図考・研究員メモ》焼石を食う者
「遠野物語」早池峰の怪坊主など、餅に見せかけた焼石を食わされて退治される妖怪たちと、ジャイアントモアの(石を飲み込む習性を利用して焼石を食わす)狩猟方法が似ているな・・・と思い立って描いたメモ。
鬼骨図考本編とはあまり関係ありません。
「アメリカのイモヌスミ」
極東に生息するとされる陸生頭足類の存在と関連して、その研究者ロフト氏はアメリカにて目撃されたいくつかの未確認生物についても、同じく未知の頭足類が正体であったとする仮説を報告している。
《鬼骨図考》Traminosaurus
鬼骨図考の資料に含まれてはいないが、世界中の祭礼における衣装の中には、彼が研究した妖怪生物、または2足歩行爬虫類との関連を匂わせる事例がいくつか存在している。
図はイタリアはテルメーノの奇祭、「シュナップフィーシェ」のものを基に研究員が作成したもの。