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『すずねとひだりて』
少し変わった女子高生のすずねが、「ひだりて」を拾ったことから始まる物語。
ぶっ飛んだ設定ですが「失って気付くこと」と「かけがえのない存在」といった、強いテーマ性とメッセージを受けました。
明るい雰囲気の裏側に、悲しい世界が見え隠れしているのが非常に面白い。
『最近雇ったメイドが怪しい』
両親を亡くした坊ちゃまの屋敷に、怪しいメイドが転がり込んできた、という作品。
メイドが坊ちゃまをからかおうとした言動に対して、純粋な坊ちゃまが素直な返しをしてメイドが照れる、という素敵な展開が繰り返される素敵。
あとメイドの目に色があってメッチャ綺麗。
『生殖の碑』
エロネタを探す少年が、少女に生殖を求められる事から始まる物語。
面白い…んだけど、どう面白いのかが、明確に文字化できない。
ちゃんとラブコメしていて、それだけでも面白いけど、もう一歩、この物語の面白さに踏み込むには、私にSF的知識が足りてないからなような感じがしました。
『このヒーラー、めんどくさい』
煽りスキルが異常に高いダークエルフのカーラと、彼女に振り回されるポンコツ剣士のアルヴィンの物語。
いい話っぽいのにすぐにぶち壊すカーラさんのナチュラルな煽りのテンポの良さ。
そしてさり気無い背景の動きも適度に煽ってきてて本当に面白い。
『AGRAVITY BOYS』
地球を出発した直後に地球が滅亡してしまった4人の物語。
地球滅亡とか人類最後の希望とかやたら重そうな設定なのに、それを逆手にとったテンポの良いコメディが面白い。
壮大な話なのに、高校生の放課後の、くだらないけど楽しい駄弁りを見てるみたい。
『灰色の季節、箱庭で』
実験体として生きていく少女達の物語で、「灰色」とタイトルにあるように、非常に薄暗く陰気な雰囲気を纏っている作品。
陰鬱にさせてくれる世界観が少しずつ垣間見える中で、被験者である少女達の、一筋縄ではいかない思いが絡み合っているのが非常に良い感じです。