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『HIMAWARI』を読んだ。
正直、描写や物語も含めて、かなり古風な作品だなと感じた。まとめ方も大分ざっくりしていて、色々と語るべきことが残ったままという印象
『保健室のアン・ウニョン先生』を読んだ。
作者が「ただ快感のみのために書いた」というだけあって、作者の好きなシチュをひたすら連ねて書いたような印象がある。
とは言え基本は現代韓国文学なので、ラディカルさがまず先行する。その周りを、薄くポップの皮で包んだ、糖衣錠みたいな作品。
『日向丘中学校カウンセラー室』を読んだ。
スクールカウンセラーを軽い筆致で描いた小品。
童顔で好かれやすいカウンセラーの綾だが、優しさだけでなく、やはりそれなりにしたたかな面も持ち合わせてるのがよい。
ただ”物語”を恣意的に運用して生徒の関心を引く辺りは好みがわかれるかもしれない。
『キャンドル』
非常に高い評価を得た『あの子の秘密』を書いた村上雅郁の二作目。
上がりに上がりまくった期待のハードルを、それでも難なく飛び越えた上質な一本。
文章上の構成が面白いのだけど、音楽が重要な要素を担っているので、ラジオドラマなどにもなってほしい。
『トリコロールをさがして』
少女と少女と少女。それぞれの関係。それぞれの立ち位置。擬似恋愛のような執着から軽やかに踏み出すラストは非常に爽やか。挿絵が多く、そこから読み解ける情報も豊富で楽しい。
『ばかみたいって言われてもいいよ』
今年三月発のシリーズで、七月に全三巻完結というコンパクトさ(そこがとてもよい)。都会のお洒落大好き少女が、田舎の商店街にやってきて一騒動…な、往年のラブコメなので、手軽でとっつきやすい。シンプルながらも、目を引く装丁も○