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2025-11-14

『キャンドル』
非常に高い評価を得た『あの子の秘密』を書いた村上雅郁の二作目。
上がりに上がりまくった期待のハードルを、それでも難なく飛び越えた上質な一本。
文章上の構成が面白いのだけど、音楽が重要な要素を担っているので、ラジオドラマなどにもなってほしい。

3 7

『トリコロールをさがして』
少女と少女と少女。それぞれの関係。それぞれの立ち位置。擬似恋愛のような執着から軽やかに踏み出すラストは非常に爽やか。挿絵が多く、そこから読み解ける情報も豊富で楽しい。

1 7

『ばかみたいって言われてもいいよ』
今年三月発のシリーズで、七月に全三巻完結というコンパクトさ(そこがとてもよい)。都会のお洒落大好き少女が、田舎の商店街にやってきて一騒動…な、往年のラブコメなので、手軽でとっつきやすい。シンプルながらも、目を引く装丁も○

2 15

小説を読むとは、文字を通し、登場人物の記憶にアクセスすることと同義です。
では、螢一を通し、他者の記憶を読んでいるとき、果たして主体はどこにあるのでしょう。ここにおいて、読者と螢一は物語を追う側としてイコールで結ばれます。

4 7

『キャンドル』を読んだ。

快活な女装男子・翔真を親友に持つ螢一は、幼い頃に母と死別したことで、ある種の諦念を抱えていた。そんな彼はある日、見知らぬ少女の感情が脳裏に甦るという怪奇現象に悩まされることになる――

冷笑的態度に敢然と立ち向かう”決意”を描いた作品。

8 16

『新米占い師はそこそこ当てる』を読んだ。

真相の輪郭だけ伝えられた状態から、解釈を繰り返して核心に迫る構造はよい。占いを妖精からの託宣という形にして、ビジュアライズする発想もかわいい。
ただ、占いに気安く手を出すものではないという意識が遠回りしてやや冗長。もっと面白くなれそう。

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『14歳、明日の時間割』を読んだ。

時間割を題材にし、科目に対応した物語を描く短編集。
文章は安定してるものの、新鮮味があまりなく、デビュー作の焼き直しでは…?と感じる瞬間もある。
が、章をまたいで登場する人物を出し、多面的に見せるギミックはよい。
なんかこの作者、さくらももこみたい

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「彼女の中の絵」
絵を描く技術はあるのに頭に絵が思い浮かばない男と、頭に絵が思い浮かぶのに絵を描く技術がない女の出会い。創作とは。

「虫の眠り」
美結は虫に刺された。ボールペンで。その真相は藪の中。

「サメの話」
不自由な女の話。

「水槽を出たサメ」
自由なサメの話。

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