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『かすみ川の人魚』を読んだ。
待ちに待った長谷川まりるの新作!
人魚に出会った少年時代の回想という形で、早熟な子供の全能感、傲慢さを少々の恐怖と共に解体していく。
”ぼく”は主観的な物語の主人公であり続けたかったが、そこから現実に回帰するには、他者の物語の聞き手となる必要があった。
現代の左派フェミニストからすると、やはり巨乳を揺らすのははしたない行為で、彼女達の”そういう観点” からはワンダーウーマンでも逃れられない…
のを目の当たりにすると、海外も女性表象を巡る論陣はTwitterレベルと大差ないなって思ってしまう(そも日本左派Twitterが海外意見の直輸入なのか)
ただトムボーイが一時的な女性性からの逸脱として使われる例は、現代でも枚挙に暇がない。
11人姉弟の物語『ラウドハウス』において、トムボーイ的な存在と言えるルナ、リン、ラナ。
しかし彼女たちは時折 ”ギャグのために” 、女性的な装いをしたり、ダンディな男性にときめいたりする。
『撮影中につきおしずかに!・2』を読んだ。
現実がきびしいからって、フィクションがそれに合わせる必要はないと思う。わたしたちは、不幸ではなく、もっと、しあわせに慣れておくべき――
映画撮影×魔法少女。世界を加工できる彼女たちの現実認識がこれなのは、中々の闇。
そして三話は直球の痴話喧嘩
『サキヨミ・4』を読んだ。
1~3巻までの総決算のような内容。話の展開的にも一区切りされた感じ。
とはいえ、「女装配信者」という尖ったネタを扱ってきた本作が、作中一度も「女装」も「配信」もしなかったのは少し残念。
次巻では主人公たちの偽物が出てくるので、そこで久々の変身を期待したい。
『四つ子ぐらし・10』を読んだ。
ひの先生、二鳥曇らせ回になると筆が乗るような気が…。
実は芸事が達者だが、里親との確執の記憶から、姉妹と離れることを恐れる二鳥。この二面性はさらにファンを獲得しそうな予感。
あとギャップと言えば、一花はやっぱり年上の女の子に甘えるの好きでしょ。
『家守神』を読んだ。
いわゆる、妖怪と同居する系の話。
シリーズの一巻目なので、ほぼ登場人物紹介にとどまっている。
いじめられていた主人公とその善性、母の再婚と新しい環境、妖怪オタクの同級生、町に潜む付喪神…と色々種は撒かれているので、どう芽吹くか楽しみ。
挿絵・装丁は非常に印象的