黒猫の究美。(上田眞生)さんのプロフィール画像

黒猫の究美。(上田眞生)さんのイラストまとめ


365日浮世絵三昧。浮世絵の意匠分類。年代判定。作者同定。
盲亀浮木。水母の骨に逢う心地。

あはれかな さゞめき笑ひ あふ人の
まつ古の花と たれか知るべき
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絵のアングルを変えてみる。

左/歌川広重筆 東海道五拾三次之内 四日市 天保4‐5(1833-34)
右/歌川貞広筆 東海道五拾三次之内 四日市 天保(1830-44)後期?

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めずらしく芍薬と芙蓉を間違えた例。よく見ると画中にはちゃんと「芍薬に 二十日の欲は なかりけり」と書いてある。
右はかなりリアルにえがかれた芍薬。芍薬はこのくらい葉の形をはっきり捉えていることが望ましい(願望)。いずれも歌川広重画。

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国芳筆「源氏雲浮世画合 柏木」
浄瑠璃のおさらいをする「娘おつう」。傍の手箱には姉さま人形が入っている。「三かつ」はこれから手拭をかぶっては掃き掃除というところか。左端をよく見ると盆にのせたアワビ貝の皿でエサを喰う猫がいる。

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これは上の図の異版。右上にある絵のタイトル「江戸八景 吉原ノ夜雨」が「岡本屋長太夫部屋之図」に変更されている。

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北斎の弟子 北馬による猫の摺物。

画中に(「大 正 二 四 八 十 十一」)の文字が隠されたこの絵は、文化3年丙寅に非売品として配られたカレンダーのようなもの。当時のカレンダーは大の月(30日)と小の月(29日)で構成されていた。

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田舎に京の内裏雛を建て、女をとこの豆いりの重箱草の餅のくさ/\に備え、或ハ白酒のほろ/\酔にさへ色づく夕映の桜花。花瓶の緋桃毛氈と色を争へば、幕の紫其の朱をうばふ。…人形ハ大きなるを好ミ、調度ハすべてちひさきをよしとす。

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「滑稽新聞発行 郵便はがき」二葉。

「尻の衝突」物言はぬ夫婦なりけり田草とり 蓼太

「寝小便を直す呪」 湯文字一枚に布団を背負う。まじないという名の公開私刑。

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団扇絵の色指定を行うため墨版から作られた校合摺。代赭で荒く塗り潰した絵の上半分には大小無数の墨点が描かれており、代赭部分の色版に点を彫り抜いて鼠色で摺れば、たちまち曇天のもとに雪のちらつく情景が浮かび上がる。#国芳

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正月松の内の様子を描いた歌川国貞の「春遊娘七草」シリーズから。
七草籠と祝儀袋を嬉しそうに見せる娘(左)と七草爪を切る娘(右)。当時は、正月七日の日に七草の茹で水でふやかした爪を切り、その年の邪鬼を払うという習慣があった。

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