黒猫の究美。(上田眞生)さんのプロフィール画像

黒猫の究美。(上田眞生)さんのイラストまとめ


365日浮世絵三昧。浮世絵の意匠分類。年代判定。作者同定。
盲亀浮木。水母の骨に逢う心地。

あはれかな さゞめき笑ひ あふ人の
まつ古の花と たれか知るべき
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花魁ファッション花図鑑。

1.ケシ Papaver somniferum
2.トロロアオイ Abelmoschus manihot
3.キク Chrysanthemum morifolium
4.ナンテン Nandina domestica

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鳥居清広筆「夜の庭」

この期の細判紅摺絵には三幅対で描かれたものが多くみられますが、本図は元から二幅対で描かれているようです。主題についてはよく判っていませんが、右の女性を引き留める男の着衣には亀蔵小紋があしらわれており、その容貌は役者絵の九代目市村羽左衛門にそっくりです。

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広重筆「花尽見立福禄寿 寿 菊」

花を「福(幸福)・禄(俸禄)・寿(長寿)」の三徳に見立てた団扇絵。「寿」には延命長寿にゆかりのある菊が選ばれています。「禄 かのこ百合(禄=鹿)」はミネアポリス美術館に現存。「福」は不明ですが、團十郎の福牡丹に因む「牡丹」の花ではないかと推測しています。

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若い恋人同士を桜(吉野)と紅葉(龍田)の折枝で包み込んだ素敵デザイン。

「菱河筆」とあるので、「見返り美人図」で知られる菱川師宣(あるいはその一派)の手による作品であることは判るが、
一枚摺りの版画なのか、それとも版本の一部を切り取った零葉であるのか、詳細不明な点が惜しまれる。

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江戸の浴衣コレクション。
重宣筆「東都両國月夜之図」三枚続③

1.白地を活かした大胆な鉄砲絞り。
2.よろけ麻の葉の総柄。深窓向き。
3.嘉永期流行の変わり市松は御殿向き。

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江戸の浴衣コレクション。
重宣筆「東都両國月夜之図」三枚続②

1.三浦の総絞りに、破れ七宝を日の出絞りで大胆に。
2.茶と藤の瀧縞の段替わりに、子持ち縞をあわせた翁格子風は年増向き。

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結い上げた髪を整えるこの女性のポーズも既視感があるのだが、残念ながら『青楼美人合』のなかにそれらしい絵は見当たらなかった。しいて言うならこの二つがなんとなく似ているというくらい。髪を粧う人の動きが形作るS字のポーズが美しい。

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北斎の筆致や賦彩をなかなかによく真似ていて面白いけど、全体的に処理が雑。遠目にみれば、なにげにそれっぽく見えるのに残念。
落款に至っては問題外。

紙本着色 89.5 x 31㎝
https://t.co/UE3Y30CP5S

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柿のある風景。

広重筆「柿に目白」中短冊
広重筆「冨士三十六景 雑司ヶや不二見茶や」
歌麿筆「山姥金と太郎 柿の皮むき」
国芳筆「江戸名所草木づくし 品川八景坂之もみぢ」三枚続

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赤前垂を掛けているので上方の仲居をイメージして描いたものだと思います。
天鵞絨の掛襟も土地柄を感じさせますね。

二枚目は難波屋。
https://t.co/POJOeLfW94

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