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府中市美術館「ただいま やさしき明治」後期。大ボリュームの展示は入替えもたっぷりの約60点。メアリー・ローズ・ヒル・バートン《鐘楼と母子》は、荒いタッチで表された空と木々の明るい色彩が清々しい初夏のにおいを感じさせてステキだ。撮影OKの笠木治郎吉、細部の描写も見ごたえある。
東京都現代美術館「MOTコレクション 光みつる庭/途切れないささやき」。「庭」としての作品により「庭」となる展示室を気ままに歩くのがなかなか楽しい。こんなふうに抽象画を見るのも気持ちいいな。撮影NGだけど、駒井哲郎や日和崎尊夫らの版画、舟越桂の彫刻もよかった。
茂木本家美術館「広重の季節折々、津々浦々展」。六十余州名所図会シリーズを中心に広重を楽しめた。バシッと決まった構図に美しい色彩、見事な彫りと摺りで見飽きないのが広重の風景画だけど、そこに描かれた人々がまたいいよね。江戸時代の鑑賞者も、彼らを通して旅気分を味わったのだろうか。
宝塚歌劇団の機関誌「歌劇」1939年1月号の付録、宝塚少女歌劇世界進出双六。当時の世界観みたいなものが投影されてておもしろいんだけどオーストラリアはそれでいいのか。
「美男におわす」。入江明日香《廣目天》は紅顔の美少年が犬や小さなモノたちを従える一見愛らしい絵だけど、よく見れば手の先はボロボロに傷つき、彼が戦う仏であることを語っている。