櫛野展正📕「超老芸術」さんのプロフィール画像

櫛野展正📕「超老芸術」さんのイラストまとめ


日本唯一のアウトサイダーキュレーター。アウトサイダーアートを紹介しています。アウトサイダーアートを扱う「クシノテラス」主宰。
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電気技師であり発明家でもあったメルビン・エドワード・ネルソンは、、地球の磁場を記録し、自身の幽体離脱を描いた絵画を制作した。40歳で単身移住し、農場を耕し、実験や発明に取り組んだ。53歳から5年間、地球の磁場や幽体離脱を記録し、UFOの着陸によって変質した岩石や土を砕いて絵を描いた。

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第一次世界大戦中に捕虜となったギョーム・プジョルは、釈放後は税関職員となり、地元の政治にも関与した。結婚後、妻への殺人未遂事件により、33歳から施設に永久収容された。42歳頃から、院内で盗んできた医薬品を使用絵を描き始めた。自分の毛髪で絵筆を作り、それら道具は鍵をかけて保管していた。

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結婚して7人の子供をもうけたヘレネ・ライマンは、靴の販売業として働いていた。
45歳のとき統合失調症を発症し、娘の家へ身を隠していたが56歳で精神病院へ収容された。
病院では靴やドレス、動物などの絵を描き、完成した作品は院内のスタッフから破棄されることを防ぐために枕の下に隠していた。

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今年56歳になるヴェロニク・ゴフィンは、80 年代初頭にベルギーのブリュッセルで、知的障害を持つ若者のための芸術のワークショップに参加した。そこで、彼女はドローイングに大きな関心を示し、絵を描き始めた。その作品は、主に人の顔に焦点を当て、鮮やかで対照的な色鉛筆の筆致を特徴としている。

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ベルギー生まれのアレクサンドル・ヴィニュロンは、26歳になる。幼い頃から絵が好きで、24歳で障害者施設に入所し、施設のアトリエで絵を描き始める。最初は鮮やかで素朴な絵を描いていたが、すぐに自分を表現したいという衝動へと発展した。最終的には、紙の上に幾何学的な形を描くようになっている。

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モスクワ生まれのウジェーヌ・ガブリチェフスキーは、コロンビア大学で遺伝子学の研究をした後、33歳からパリのパスツール研究所で働き、36歳でドイツに渡り、投獄された。その後、精神科病院に収容され、20年以上絵を描き続けた。フロタージュやデカルコマニアなどの技法を駆使し、様々な絵を描いた。

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81歳になるローランド・クロード・ウィルキーは、幼少期に妹と造船会社に勤めていた父を病気で亡くした。
「病死した妹を殺した」と幻聴が聞こえるようになり、統合失調症の診断を受け、精神科病院へ入院している。
彼は病院の中で、子どもたちに取り憑かれた幻想と妄想の世界を絵に描いている。

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45歳になるエレン・グリーンは、年代物の女性用革手袋に絵を描いている。謙虚さや純粋さを含む女性的な象徴である「手袋」に男性文化の象徴である「タトゥー」を組み合わせ、タトゥーを入れた女性としての自身の個人的な経験を織り交ぜることで、従来の伝統的なモチーフを再構築することを試みている。

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84歳になるエヴァ・ドロッパワは、工学研究所で設計者として働いていた。彼女が55歳のとき、息子が事故の後遺症で障害を負った際、「なぜ子どもを罰したのか」と神へ尋問したことを機に、手が動き出し、自動筆記で絵を描き始める。以来、彼女の絵画の多くは、神への具体的な質問を伴って生まれている。

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63歳になるキュルツィオ・ディ・ジョヴァンニは、精神科病院に何度か入院した後、22歳からパヴィア近郊の精神科病院へ入院。ポケットやバッグに入れていた物を収集し、描いた絵を丸めてポケットの中へ隠すようになる。2001年に病院のアトリエへ通い始めてから、膨大な量のドローイングを制作している。

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