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界賀邑里『たまわりの月 1』。「心霊スポットに行った大学生達が酷い目に会って霊能者に助けてもらう」という定形的なホラーながら、大学生・霊能者・場所・呪うモノ、全てが少しずつ異常で、その少しが寄り集まって巨大な悍ましい状況を作り出していて、物語の形がとても美しい。
大道あや『たろうとはなこ』。くみこの家にたまたま居着いた犬のたろう。後から居着いた猫のはなこは最初敵意を向けていたが、徐々に2匹は仲良しになる。 …大まかにはそれだけの話ながら、大道あやさんの語り・絵の雰囲気・歳を取って馬鹿になった俺の情緒により、最後ページの文に泣く。
高3限定読んで出直して来ぉい、って紙の本だったら地べたに叩き付けたくなる様な漫画だった
死野埋葬虫、名前だけでなくビジュアルも大分寄せてて笑ってしまう
蕪木彩子『スプラッターゾーン』。1だけ買えてしまった、どうしよう。神田森莉先生と共に痛みのホラー漫画家二大巨頭を成す作品群中においても、ぶっちぎりで無意味にスプラッター(ちょっと途中読むのが面倒に…)。描写はとかく激しく、因果はとかく薄い
羽生生純『俺は生ガンダム』、ガンダムエースのおそらくギャグ枠かと思うけど、生身でガンダム再現の造型といい発想といい、ギャグと言うにはあまりに恐ろしい…。 が、その道の先達に永井豪が居るとは知らなんだ
にしてもKフォーナインさん、一体何だったんや… https://t.co/Cuys13VPvI
胸糞悪い、でもその胸糞悪さ故に、名作だと思うよ
西たけろう『狂花草』。病気の父を抱えた勤労薄幸少女はひょんな事から、地下人地上人が分かれて暮らす未来の世界へ。…昭和悲嘆少女漫画のフォーマットをウェルズと悪魔合体。かなりモヤつくエンディングながら、駄菓子的美味しさ・魅力に満ち満ちた長編漫画。
谷口ジロー『遥かな町へ』。形容し難い。中学生時代を48歳の中年の中身でやり直す。新鮮な肉体的・精神的喜びに満ち溢れた体験。一方で、俯瞰的に道筋が見えてるからこそ逃れられない悲しみ。描き込まれた細部が、経験していないのにこちらの懐かしさと不安を駆り立てる