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【割鹿子(わりかのこ)】江戸時代後期〜幕末頃。根の左右に輪を作り、その髪先を笄に巻きおさめ、髷かけ(飾り)に鹿の子縮緬をかけます。若い娘や主婦、料理屋の仲居まで幅広く結われた髷。切り前髪は粋筋の間で流行しました。けだるい感じで好き。
#江戸御髪
【勝山(かつやま)】江戸時代中期。勝山は江戸時代初期から盛んに流行していた髷ですが、中期になると輪が扁平になってふっくら横に大きくなります。喜多川歌麿の浮世絵にも多く登場。この勝山髷がのちに丸髷へと変化してゆきます。
#江戸御髪
【ばい髷】江戸時代中期。歌麿の浮世絵によく登場します。髻(もとどり)の毛を横添えの毛の上に大きく被せて笄で止める。後の天神髷の原型。花魁をはじめ粋筋に幅広く好まれました。正式な場所ではなく、くだけたシーンで結う感じです。笄に髪が巻き付けられた形が貝に似ているところから命名
#江戸御髪
本気で寒い雪の日の装い。黒頭巾を被り手拭を首の所で結びます。上衣は道中着と呼ばれる雨合羽で、着物の上から着て、しごき帯を腰の位置で締めます。中の帯が入ってる部分のボコってなってるとこ好き。今も昔も冬は女子力アップ。
歌川国貞『本朝風景美人競 大和吉野』ヨリ #お江戸スタイルブック
江戸男子の防寒スタイルもモコモコで可愛いのです。三代目尾上菊五郎の冬の装い。月代が寒いので頭巾でガード。格子柄の長合羽の裾から中の着物がチラッと見えるのが萌えです…足元寒いので股引と足袋。下駄の爪先には泥除けつき。
勝川春扇『江戸八景の内 隅田川暮雪』ヨリ #お江戸スタイルブック
五代目岩井半四郎の私服。歌舞伎役者なので当然男性です…が、ピンクが似合うなんて女子力高…!女方は舞台を降りても女性の装いです。額の野郎帽子(紫帽子)が目印。江戸っ子にとって役者はファッションリーダーでもあるので、私服も気が抜けません。
歌川国貞『木場雪』ヨリ #お江戸スタイルブック
コート萌えが止まらない…!紫に格子の長合羽なんて可愛すぎて。
腰には道中差とたばこ入れ。若衆の髪型は、後期に近くなると、髱はなくなり、髷の根が高くなり、髷自体が太くなる傾向にあります。歌麿が描いてる若衆髷もこんな感じ。
歌川国貞『二見ヶ浦 初日の出』ヨリ
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大坂・道頓堀川北側に位置する島之内の芸妓。
上方の女性は華やかです。帯の波と水車が可愛くて好き…輪の周囲に柄杓をつけた『柄杓車(ひしゃくぐるま)』と呼ばれている柄です。江戸前期から流行している意匠。
歌川国貞『大坂道頓堀太左衛門橋より西を眺むの図』ヨリ
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刀を腰に、尺八を背中に差した女伊達(男だてのような行動を取る女、または女俠客のこと)これを演じるは芸者のぶさん。化政期頃。全身が市松模様でキマッています。髷は高島田かな?
歌川豊清『新吉原仁和歌 女作浪花湊 つるや のふ』ヨリ
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冬の装いの芸者。江戸時代のコート『被布(ひふ)』というものです。合羽(かっぱ)の一種で女性用は折り返した丸襟と腰丈なのが特徴。襟を飾り房つきの紐で止めます。足元は素足に下駄で、鼻緒がモコモコして可愛い…生地は別珍でしょうか。
歌川国貞『星の霜当世風俗 潜戸』ヨリ #お江戸スタイルブック