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カンヤヲシロノヌシは霊山に棲まう白き龍の神様で、雨を降らせる力を持っています。この数百年の間、陰陽師さんが会いに行くまではその姿を現しておりませんでした。そのため、民衆には「国程の大きさを誇る龍」として伝承されて来ましたが、実際はそれほど巨大でもないようです。
面火玉(つらびだま)は霊山に住む野火の妖で、人魂のようで怖そうな見た目をしています。龍神の使いである彼は、日課として山の見回りを欠かさず行っています。とても几帳面な性格をしており、言いつけられた仕事は、きっちりと責任を持ってこなします。真面目な優等生タイプ…まるで私のようですね。
梟翼(きょうよく)は梟のような翼を持つ妖怪です。大きな翼で空から音もなく舞い降りて獲物を狩る姿は、まさに梟そのものですね。周りの仲間をたしなめることが多く、怒りっぽいと思われがちなのですが、実際はとても仲間思いの性格をしています。厳しさは愛情の裏返し、ということですね。
紅蠍(べにさそり)は猛毒を持った大きな尻尾が特徴的な式神です。おっとりとしていて、騙されやすい性格なのか他の妖怪からからかわれたりすることも。かわいい見た目をしていますが、実は千年を超えて生きています。妖怪も人間みたいに見た目だけでは判断できない部分もあったりするようですね。
明日は重陽の節句です。前夜には綿に菊の香りと夜露を染みこませ、翌朝に宮中の女性達がその綿で身体を撫で、香りを移し、身を清めます。この行為によって、菊の持つ不老長寿の効がその身に宿ると信じられているのです。菊の被綿(きくのきせわた)は、そのとき用いられた綿が式神と化したものです。
すっかり秋めいてきましたね。秋と言えば何を思い浮かべますか?そう!栗ですね。本日はいが坊(いがぼう)をご紹介致します。いが坊は打ち捨てられた栗のイガが化けた妖怪です。彼が現れると周囲の人間はいがみ合ってしまうと言われています。栗のイガといえども、適切に扱わねばなりませんね。
秋澄の爽籟(あきすみのそうらい)は、嵐の後に吹く爽やかな風の化身です。昨日お話ししていた青嵐の友人というのは、彼のことだったんですね。信頼し支え合える友人がいるというのは、羨ましいものです。面倒見が良く、聡明で気さく……そんな爽籟にも、どうやら意外な弱点があるようですよ。
豊穣の巫女(ほうじょうのみこ)は、その名が示す通り、村の豊穣を祈る巫女です。幼い頃、人間に命を救われた恩を返すため、巫女の姿で農作業に従事している、兎の化身のようです。なにやら失踪されたとの噂が流れていますが、大丈夫なのでしょうか。心配ですね。
粟夜刀(あわよとう)は、暁朱錬の良き戦友です。表舞台にあまり姿を見せませんが、村人達からは強く慕われているようです。それほど慕われているのには、きっと何か理由があるのでしょうね。「俺には守るべきものがある。たとえそれが、罪を重ねることだとしても……!」
本日は焼肉の日だそうです。とは何も関係ありませんが、今回は牛マジムン(うしまじむん)をご紹介致します。マジムンとは南方に伝わる悪霊の名前で、牛マジムンは牛の姿をしていますが、その正体は棺桶を入れる龕(がん)が化けたものと云われています。非常に力が強く、好戦的な性格のようですね。