【陰陽師~平安妖奇譚/平安妖絵巻~】公式さんのイラストまとめ

碧丸(みどりまる)は乙姫の家臣の亀の精です。乙姫に忠実な彼は、竜宮城から多くの者が離脱する中最後まで城に残りました。しかし彼が何かを為そうとすればするほど、状況は悪化の一途をたどります。彼にとって最悪の結果が訪れた時、彼は自己を正当化しようとしますが、籠目は彼に疑問を投げかけます。

雷鳥姫(らいちょうひめ)は寺に居た女性で、小坊主鬼に襲われている所を陰陽師さんに助けられました。栴檀姫によって寺に囚われているという彼女は、自分と鶴和尚を助けてほしいと陰陽師さんに懇願します。しかしこの状況を作り出したのは、他ならぬ彼女自身でした……。

小坊主鬼(こぼうずおに)は栴檀姫と鶴和尚の仲を引き裂いた小坊主達の悪心が妖怪となったもので、かつて栴檀姫の卵を雷鳥姫と煮た彼らは、栴檀姫の怨念によって寺に閉じ込められてしまいます。小坊主鬼は寺から脱出するため、籠目の拾った栴檀姫の卵を狙ってきました。

ちいさな反抗を経て、白峰天狗は皆と一緒に居たいと思い直します。ですが比叡天狗は、白峰天狗を一人前と認め、独立を許しました。白峰天狗は王子天狗の抜けた穴を埋めるため、比叡天狗の補佐役として努力します。そして、比叡天狗が陰界へと旅立った時――彼女は舞天狗と二人、現世に留まるのでした。

白峰天狗(しらみねてんぐ)は人間と天狗の間に生まれた子供で、独りぼっちでいる所を比叡天狗に拾われました。成長した白峰天狗は比叡天狗からの独立を考えるようになり、彼に反抗し始めます。しかし人間でも天狗でもない彼女はただ…一人前になって周りに認めてもらいたかっただけなのかも知れません。

白峰天狗の親友である舞天狗(まいてんぐ)。白峰天狗を支えようとする彼女の頑なさは、秋葉天狗に恋愛感情を疑われる程でした。しかし彼女は比叡天狗に仄かな恋心を抱いてもいるらしく、比叡天狗に贈り物をしようと思った時は、緊張のあまりみみずが這ったような文字の手紙を書いてしまいました。

天狗蝶(てんぐちょう)は天狗蝶の化身で、天日鷲神に寵愛されています。幼い頃に天日鷲神へ奉公に行く約束をしていた白峰天狗に立場を奪われる不安を抱いていた彼女は、白峰天狗を蹴落とそうと他の天狗に化け様々な工作を仕掛けます。しかし彼女は、後に天日鷲神の愛が揺るぎないものだと悟りました。

三天狗の一人、柴天狗(しばてんぐ)は天を元に戻そうとする比叡天狗に戻るよう伝えます。と同時に、自分一人で尻拭いができない白峰天狗に怒りを覚えていました。王子天狗やころく天狗が離れて行き、どんどん散り散りになる山の現状を目の当たりにした彼は、密かに寂しさを感じていたようです。

屠蘇の天狗(とそのてんぐ)はとある神社の境内に住んでいる若い天狗です。自由な暮らしを好み、他の天狗とは離れて暮らしていますが、正月だけは比叡天狗に呼ばれて里帰りします。王子天狗とは自由人同士気が合うらしく、酒豪二人で三日三晩飲み続けるとか。

日光山東光坊(にっこうざんとうこうぼう)は日光に住む天狗です。明るく人当りも良い彼ですが、混血である白峰天狗を見下し、幼い頃は彼女を虐めていたとか。人間は天狗に従属すべきだと思っており、それが原因で昔山から追放されています。山に戻った東光坊は再び人間を天狗に従属させようとしました。