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前鬼(ぜんき)は酒呑童子の住んでいた集落とは別の集落を束ねる鬼で、彼らの子供である五鬼も含め、自分達の派閥の鬼を皆「家族」と呼んでいます。堅実で男らしい性格ですが妻の後鬼には頭が上がりません。冷静な鬼ではありますが、そんな彼でも妻の後鬼が負傷したことには動揺していました。
虎熊童子(とらくまどうじ)も四天王童子の一人です。茨木童子を救うため、酒呑童子に助けを求めようとしましたが、正気を失い酒呑童子に襲い掛かりました。元々人間の事が嫌いで、彼女も人間を味方にした酒呑童子に敵意を示しましたが、陰陽師さんの強さを知り、鬼の掟に従い陰陽師さんを認めました。
帳鬼(ちょうき)は虎に食われた人間が鬼となったものです。酒呑童子から離反し、集落の見張りの仕事を放棄しました。鬼の権威の証であるかんざしを持ち逃げし、酒呑童子に挑もうとしますが、あっさりと敗れています。
久久能智神(くくのち)は伊邪那岐と伊邪那美の間に生まれた神で、木々を司ります。伊邪那岐によって十二天将に加勢するよう遣わされました。『星降りの大樹~官位決定戦~』では紅玉の巫女を狙う影小僧に目を付けたり、隠し事をする異獣を問いただしたりと、状況を目敏く見抜いておりました。
永陽の甘綿(えいようのあまわた)も過去を救うために未来からやって来た甘綿の一人です。彼の未来では陰陽師さんが伊邪那美に打ち勝ったものの、仲間を全て失ってしまったと云います。彼らが干渉したことで陰陽師さんの未来は良くなりましたが、しかし甘綿が天綿へ進化する原因ともなってしまいました。
結葉(むすびば)は神秘の森に住む鹿の獣人です。人間に近い容姿をしていますが、森林の中で生活しているため人間の文化をあまり知りません。甘綿同士が遭遇する事で矛盾が生じ、調和が崩れる事を恐れた結葉は、陰陽師さん達が先に進むことを妨げます。
千樹の彭侯(せんじゅのほうこう)は、樹齢千年以上の木に取り憑く精霊です。六合の居る神秘の森に入るため、陰陽師さんは入り口を護る彼に掛け合いますが、甘綿のせいで警戒されます。最終的には陰陽師さん達を通しましたが、千樹の彭侯の抱いていた不安は、未来に現実のものとなってしまいました。
脱衣婆(だつえば)は本来三途の川の渡し賃である六文銭を持たずにやってきた死者から衣服を剥ぎ取る老婆です。 時折奪うだけでは飽き足らず、自ら着物を脱ぐこともあるそうです……。『神葬る誘い~第四章~』によれば、黄泉は意外と居心地が良いらしく、そのまま地獄に住み着いたようですね。
懸衣翁(けんえおう)は本来三途の川ほとりの衣領樹の上にいる老人です。脱衣婆が亡者から剥ぎ取ってきた衣類を枝に掛け持ち主の生前の罪の重さを計ります。時満に地獄から連れて来られたらしく、梨子の身ぐるみを剥がそうとしていました。
大国主神(おおくにぬしのかみ)は卯槌の主で、徳の高さを現す神です。お人よしな性格のため、兄である八十神によく振り回されていますが、八十神すら抑えることが出来ない程の力を持っていると云われています。優しすぎる性格のため、卯槌は彼に無断で陰陽師さんの力量と善悪を見極めようとしました。