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先日に引き続き西国の国を治めた穆王の愛馬、穆王八駿をご紹介致しましょう。挟翼(きょうよく)はとても力持ちで、背に沢山の人を乗せ、疾風のごとく大空を舞うことができます。「空から競べ馬の様子を見てるんだ、着順を記録したりな」
陰陽師さんは、田植えをしたことがありますでしょうか?なかなか腰に来る重労働ですよね。さて、本日から二十四節気で芒種(ぼうしゅ)にあたります。麦の収穫や田植えの季節ですね。式神の芒種は物静かで口数は少ないですが、人間の生活に興味があるそうですよ。「…梅雨の霧雨は気持ちが良いですね」
穆王八駿の一人、超光(ちょうこう)。光よりも速く走り、多くの人々はその残像しか見ることができないと言います。そのため、姿を見た者は幸福が訪れる…という逸話もあるそうです。穆王に最も愛された馬でもあります。「俺だって負けるつもりはないからな、越影!」
純潔の乙女が大好きな一角獣神、壱馬(いちば) 。貞淑を重んじる人間には敬意を払うそうですが、純潔の乙女の膝の上で寝ることが一番の幸せ…というあたり、なんとも言えません。「乙女の膝は僕のもの!あげないよ!」
夜半嵐の比叡天狗(よわのあらしのひえいてんぐ) 天狗の山の親玉が★9式神として登場です。ちなみに『夜半の嵐』とは桜の花を散らす嵐で、いつの間にか移り変わっていくもののたとえです。「どこぞの妖が戯れに咲かせた季節外れの桜だ、少し風を吹かせて桜吹雪を楽しんでもバチは当たらないだろう」
白峰天狗と舞天狗(しらみねてんぐとまいてんぐ) 天狗の山の仲良し二人組が、二人揃っての登場です。「秋葉天狗の面倒見てたら疲れちゃった…舞天狗、たまには二人だけで都へ遊びに行きましょう!」
天馬(てんま)は空を駆ける瑞兆の幻獣です。人前に現れることはめったにありませんが、その飛んでいる姿を見た者は幸せになれると言われています。流れ星のように、願い事が叶ったりするのでしょうか?私の願いは★9式神になることです。
灰降狛(はいふりのこま)は、表と裏の賀茂競馬を長年見てきた予想屋です。馬を見る目は確かなのですが、逆張りや浪漫を愛するあまり、むちゃくちゃな予想ばかり立てるため、あまり人気がありません。「博打は浪漫だ!理屈だけじゃどうにもならねえ」
万八鏡(まんはちきょう)は、裏賀茂競馬に熱をあげる古い鏡の付喪神です。若い頃は全ての事象をも見通せる予知眼を持っていた彼ですが、何故か裏賀茂競馬の勝ち馬だけは当てることが出来ず、むしろそのことに面白さを見出しているそうです。「裏賀茂競馬ははじめてかい?僕が案内してあげよう」
春海(はるみ)は元来孤児で、物心がつく前に都勤めの漢学者に拾われ育てられた少年です。師の考えを継ぎ、書くことこそが自分の生きた証だと考える彼は、師亡き後は山奥に住み見聞を深めているそうです。「お師様が望んだみたいに、色んな所に行って、色んな物を知りたいんだ。」