【陰陽師~平安妖奇譚/平安妖絵巻~】公式さんのイラストまとめ

アカングワーマジムンは南方の地に現れる赤子の死霊です。人間の赤子のふりをして人間に近づき、相手の股をくぐってその魂を奪います。生まれてすぐに死んだ赤子の寂しさが寄り集まって生まれたとも言われています。

寺子マジムン(てらこまじむん)は、女性のことが大好き、けれども奥手な悪霊です。マジムンとは、南の島に伝わる悪霊の総称ですので、鞍掛猫達と深い繋がりがあるのかもしれません。他にもウワーグワーマジムン、アカングワーマジムン等様々なマジムンが存在します。続けてご紹介致しましょう。

貉（むじな）は逢魔一族の一人です。妖怪を徒に調伏する人間に襲われていたところを、紅姫達に助けられてから、彼女達と行動を共にしているそうです。「紅姫様は恩人なんだ！助けてくれよ･･･」

蛇音(じゃおん)は大蛇に食われた女性が呑まれまいと抵抗した結果、下半身が蛇と融合してしまった妖怪です。「大荒神戦～鼬の目陰～」では妖光のおとら狐と泣塔と行動を共にしていました。彼女もおそらくは東雲妖衆の末裔なのでしょう。「蒙古高句麗、いい男じゃない･･･！」

★9 九重の天【騰蛇】(きゅうちょうのてん とうだ) 燃る業火を纏うその姿は龍の如く猛々しく、例え国造りの神と対峙しようとも臆することはありません。「俺が本当に闘いたいのは…いや、今はいい。次はどんなヤツと闘わせてくれるんだ？」

★8 納音【天河水】 (なっちん てんがすい) 天から降り注ぐ雨水を司る精霊で、全てのものに生きる糧を与え、養い育てる役目を持っています。しかし慌てん坊なところもあり、時折雨を降らせすぎてしまうこともあるそうです。「貴方の心に恵みの雨を降らせましょう」

★7 織部(おりべ) 絹織物を扱う職人たちの思いが霊体化させた式神です。美しい織物を身に纏い、その織りの美しさで人々を魅了します。朝廷用の織物を生産する織部司に勤める、まだ未熟な職人の前に姿を現すそうです。「あなたの努力は、きっと美しい織物となって仕上がります」

★6 美恋(みれん) 恋文に溜まった想いが実体化した式神です。世の女性は全て自分の恋人だと思っており、いくら悪口を言われても全て自分を思うがあまりに発せられた言葉として捉え、落ち込むことはありません。前向きですね。「待っていておくれ、まだ見ぬ愛しく美しい姫君たち！」

★8 蒙古高句麗 (もくりこくり)　都近くの森に住む鼬の妖怪です。2015年5月「大荒神戦 鼬の日陰」では、鞍掛猫につれられて人里に姿を現し、逢魔一族の争いに巻き込まれることとなります。いつもこくりこくりと居眠りばかりですが、逢魔一族の次期当主…紅姫のこととなると話は違うようです

★6 鞍掛猫 (くらかけみや)　逢魔一族を陰で牽引している化け猫で、見かけは若く見えますが実のところかなり年をとっているそうです。逢魔一族、東雲妖衆、そして人間の、三つ巴の「酷い戦」の怨嗟を清算し断ち切ろうとしているようです。「最近の若いもんは…すぐ理由ばかり求めたがるのう」