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『ただのチンピラ風情だったテンヤーがここまでの軍事力を手に入れている時点で疑うべきだったのさ!裏で物資の横領、略奪、意図的な資源不足。物価高騰を狙った新たなビジネス...この混乱の中儲かるのはズルをした自分達だけ...』
「...」
「腐ってるよなぁ...だが悲観することはない」
「テンヤーの裏にいるのはバイロン軍のエデサ研究所か...!」
『半分正解だ。こいつらテンヤーは地球連合、バイロン、マクシオンの様々な陣営から援助を受けていてね、我々のドクターエデサのザッカス家もその一人だったのさ』
「様々な陣営からの援助だと!?」
「クク...気がつかなかったのかい?」
『クク...どうやら”おまけ”に二人も乗っているな...ふむ。中々面白い』
(...!アリア達が見えているのか?)
「隊長...!ガドラスは俺達の元教官だ...!研究所所属のゲートランナーの中で一番の実力者...!」
『それに多種多様のパイロットと学生...実力も十分あるねぇ。クク...益々面白い』
「この声は...!」
「久しぶりだなシド。どうやら君は運は良いようだな」
「何者だ!」
『申し遅れた。私はガドラス。エデサ研究所のゲートランナー部隊隊長だ』
「ゲートランナー部隊...!」
『君が967,968、773を生かした変わり者のパイロットか...成程。君もゲートランナーか』
「なんじゃこりゃぁああああああ!!?」
「特殊部隊ポルタ...!俺も初めて見た!」
「これは...x777とバイロン特殊のレプリカか!それもこんなに大量に...」
『良い商品だろ?地球連合もバイロンも考えることは同じらしい』
突如全面通信チャンネルが開き、謎の男の声が聞こえてくる。
「連戦続きでこちらも疲弊している...もう余裕はない。攻めるぞ!中央司令部を占拠してハルオラ基地を掌握すれば...」
「勝てる!この戦いを終わらせてやる!」
「アリア、リリィ、悪いがこのまま行くぞ!」
「「うん!」」
「アルヴァ部隊、突撃!」
「「「「了解ッ!」」」」
#30MMSGEP1
テンヤー殲滅戦その21
「773...また厄介な敵が現れたものね」
「なんでリリィちゃんを狙うんだろう...?」
「...」
「かなり意味深な事も言っていたわね。でも今はそれよりもハルオラを占拠することに集中するべきね」
「そうだね!捕まってた人達の安全を確保する為にも...!」
「よくやった”404”。後はエルドルに任せてAI操作に集中しろ。奴らを迎え撃つぞ」
《了解》
「まさか貴様が”アレ”を所持していたとはな。アレがどんな代物か分かってるのか?」
「何の話だ...?」
「クク...まぁいい。これでエデサのご機嫌は取れるだろう。それに、我々の計画にも必要不可欠だ」
「わからんか?迎え撃つのさ。残存戦力を集めて総力戦に打って出る。敵は既に疲弊状態だ...こちらには”目玉商品”もあるだろ?」
「そ、それは...」
「アンタが言いたいのは”どうしたら此処から逃げれるか”じゃないか?」
「っ!」
「安心しろ。その為の時間稼ぎだ」
《報告。目標を確保した》