さつまさんのイラストまとめ

『イジめてごっこ。(4)』読んだ。重度の被虐願望がある女性と特にSっ気のない男性のカップルがSM関係を始める物語。主人公二人が自身の性癖に折り合いをつけながら関係を進展させていくストーリーが良い。今巻後半に登場したヘビーなテーマをどう展開していってくれるかも楽しみ。オススメ。

『海が走るエンドロール(4)』読んだ。65歳の女性がある青年との出会いをきっかけに映画製作を志す物語。映画を撮ることへの欲求という共通点を通して、全く異なる人生を歩んでいる主人公二人が通じ合って関係性を深めていくストーリーが素敵。映画撮影現場の熱が伝わってくるのも良い。オススメ。

『母性天使マザカルカノン(2)』読んだ。母性溢れる8歳の少女が悩める人々を助けるため奮闘する成人向け漫画雑誌掲載の4ページギャグ。読者を振り落とさんばかりのハイテンションで荒唐無稽なギャグが次々繰り出される雰囲気はクセになる。作者の趣味全開で好き放題描いてる感も良い。オススメ。

『ゆびさきと恋々(8)』読んだ。聴覚障がいを持つ女子大生と異文化交流を好む男性との恋愛を描いた作品。主人公二人とも誠実な性格で、お互いだけでなく周囲の人々に対しても真っすぐ向き合う姿勢に好感が持てる。障がいへの偏見などヘビーなエピソードをきっちり入れてくるのも本作らしい真面目さ。

『るなしい(3)』読んだ。カルト宗教の家で生まれた女子と彼女の幼馴染男子、もう一人の男子との関係を描いた作品。カルト宗教の信者達とそうでない人々を物語の中で対比的に配置することで純粋な信仰心を上手く描いている。徐々に明らかになるカルト宗教の異常なルールにもゾクゾクさせられる。

『違国日記(10)』読んだ。両親を亡くした少女とその娘を引き取った小説家の叔母との共同生活を描く物語。キャラクタの繊細な心理描写とそれを読者に伝える力には感心させられる。チャレンジングな漫画表現もユニークだし、第一話の描写が回収される今巻ラストの話は素晴らしかった。すごくオススメ。

『相方が俺を好きすぎる』読んだ。売れない芸人男性と彼を好き過ぎるファンの男とが漫才コンビを組む4コマ漫画。作者が漫才師やお笑いが好きなことが感じ取れる内容で、描きたいネタを詰め込んだという雰囲気は好感が持てる。個性的なキャラ達の軽快な掛け合いも楽しかった。オススメ。

『おぼこい魔女はまじわりたい！(4)』読んだ。一人前になるために性交が必要な魔女見習い少女と彼女に迫られる少年を描くラブコメディ。人間社会に馴染むうちに主人公が魔女になるという目的に対して疑問を抱くようになる展開が上手い構成。中学生の青春群像劇としても丁寧な作り。

『クマ撃ちの女(10)』読んだ。とある理由から熊をターゲットにする猟師の女性を主人公にした作品。狩猟描写の専門性に対しては相変わらず拘りを感じる。メインストーリーはここにきて寄り道的な展開だが連載も長期化してきているので上手く物語を畳む方向に動いていって欲しいところ。

『ミムムとシララ　～ドラゴンのちんちんを見に行こう～(3)（完）』読んだ。魔法学校の優等生少女二人が変身魔法の課題などのために様々な生物の性器を見に行く物語。ファンタジー生物の生殖器のアイディアは最初は面白くはあったが後半はややネタ切れ気味だった印象。3巻でもよくやった方か。