さつまさんのイラストまとめ

『虚構推理(18)』読んだ。怪異たちから知恵の神として慕われる義眼義足の少女を主人公にした怪奇ミステリ。『雪女を斬る』編完結。虚構と真実、怪異と現実が交差する二段構えの解決編の構成は本作らしさ満載で面白かった。コメディ少な目だったがおまけ漫画で補完してくれたので満足。オススメ。

『デンタルクエスト(4)』読んだ。「日本の歯科医療を変える」と豪語する歯科衛生士の女性を主人公にした歯科物語。歯科治療に関する統計や治療技術について比較的新しいデータを持ってきており題材への敬意が感じられる。各話の人間ドラマも上手く歯科治療と絡められておりバリエーション豊か。

『間宮さんはバトル展開を期待する(1)』読んだ。バトル漫画が好きな魔王の娘が憧れのバトル展開に巻き込まれるコメディ。襲い来る魔界からの刺客とバトル展開というシチュエーション自体を楽しむ主人公との認識の齟齬が面白い。コメディながらバトルシーンの描写も意外としっかりしている。

『すだちの魔王城(3)』読んだ。かつて勇者が始めに訪れたアイテム屋を経営する少年が仲間と協力して店を立て直す物語。強い個性を持ったキャラクタ設定に仲間の絆を大事にする展開など少年漫画としてわかりやすいストーリー。ライバルや敵キャラが不在で物語の目的が見えにくい嫌いはある。

『クラスのアイドルは今日も推せない』読んだ。美人で華やかな女子が幼馴染の地味な女子を推して何とか目立たせようと奮闘するコメディ。カリスマキャラを周囲の人間が盲目に崇め奉る構図はちょっと気になるけどまぁコメディなので許容できる範囲。キャラデザインなど可愛らしいくて良い。

『Bowing！ ボウイング(5)（完）』読んだ。スランプ中の天才バイオリニストの少女と感性豊かな少年を描く弦楽アンサンブル物語。主要キャラクタの掘り下げは少し物足りない部分はあったが、音楽を通して人間関係が構築され成長していくハートフルなストーリーは綺麗にまとまっていた。

『ゆりでなるvえすぽわーる(4)』読んだ。公共の場にて見知らぬ女子二人相手に百合妄想をする少女と彼女をサポートするもう一人の少女を描いた作品。メインストーリーの人間関係が複雑化している嫌いはあるが、サブストーリーの多様な人間関係の描き方や繊細な心理描写などは引き続き魅力的。

『ざーこざこざこざこ先生(1)』読んだ。意中の教師に素直になれずちょっかいをかける女子中学生三人組を描いたコメディ。他の2人や教師に対して好意がばれないように注意するあまり支離滅裂な言動を繰り返す主人公三人が滑稽で楽しい。三人で役割やアプローチの仕方が違うのも面白い。

『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット(3)』読んだ。猫に触れられると猫になるニャンデミックから逃げ惑う猫好き人類達を描く物語。シリアスな画面の雰囲気やシビアな世界観とはミスマッチな猫設定が相変わらず滑稽。伏線めいた描写が散見されるので、そのあたりの回収も期待したい。

『今日から始める幼なじみ(5)』読んだ。転校生の少女と同じクラスで家も隣になった少年が幼馴染の関係を始めるラブコメディ。可愛らしい絵柄の雰囲気が中学生達の初々しいやり取りとマッチしている。ヒロインが徐々に幼なじみと関係なく主人公との交流を楽しむようになっていっている演出も良い。