さつまさんのイラストまとめ

『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~(27)』読んだ。お互い好き合ってるけど自分からは言い出せなかった男女を中心とした生徒会ラブコメディ。前巻でストーリーの大きな部分は終了し、次巻の最終巻と合わせて長めのエピローグのような雰囲気。長期連載、上手くまとめて欲しい。

『カナン様はあくまでチョロい(1)』読んだ。人間の魂を喰らう悪魔少女が付き合い始めた男子に翻弄される姿を描くラブコメディ。強気で高飛車だけど恋愛への態勢がなさすぎていつもへにゃへにゃになってしまうヒロインは可愛い。フェチズムの高い肉感的な描写を中心に作画の安定感も高い。

『これ描いて死ね(2)』読んだ。漫画を読むのが大好きな少女とその仲間達が漫画創作に勤しむ物語。産みの苦しみや出来上がった時の達成感、自分の作品が他人に認められた際の多幸感など、漫画創作のエッセンスが力強く作中に投影されている。生き生きしたキャラクタ達も皆素敵。すごくオススメ。

『あした死ぬには、(4)（完）』読んだ。加齢に伴う心身の変化に戸惑う42歳の主人公を中心にアラフォー女性達を描いた物語。親の介護や病気など、40代の人々に訪れるライフイベントをリアリティたっぷりに描いている。作品全体を総括したラストページのメッセージは非常に力強い。すごくオススメ。

『平家物語夜異聞(1)(2)』読んだ。平安時代にタイムスリップした高校生男女が平徳子と源義経に成り代わり対立する物語。荒唐無稽でふざけたコメディのノリの中で、平安時代の権力闘争や源平合戦などの大真面目な歴史イベントが繰り広げられる雰囲気は非常に独特。カオスで楽しい。オススメ。

『くるくるくるま ミムラパン(3)（完）』読んだ。移動式パン屋を営む男性と車屋勤めの女性コンビが街の困りごとを解決する物語。トリッキーな構図や背景を活かした画面は非常にユニーク。柔らかくて温かな人情劇も毎話素敵で、本筋ストーリーも綺麗に完結。良い漫画でした。オススメ。

『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(22)』読んだ。陰気で口の悪い女子高生とその周りのクラスメイト達を描いた青春コメディ。下ネタや偏愛など、一部キャラクタの奇行に周りの人々が慣れた結果、奇行をスルーして話が進む妙なノリが形成されつつある。歪んだ日常感が楽しい。オススメ。

『トラと陽子』読んだ。おてんばな猫と飼い主である楽天家な会社員女性との日常を描いたコメディ。猫と言いつつ二足歩行で動き回るので猫の姿をしたマスコットキャラという雰囲気。飼い主と猫がデレデレになるオチは毎回ハッピーだが、それが1冊ずっと続いたため、やや食傷気味になった。

『矢野くんの普通の日々(4)』読んだ。不幸体質でいつも怪我だらけの男子高校生と彼が気になる女子を描くラブコメディ。作画が安定しており、耽美な印象の絵柄で描かれるキャラクタの細かい表情の変化など魅力的。シリアスとコメディのメリハリも効いていて、ワチャワチャした雰囲気も好き。

『のボルダ(2)』読んだ。競技歴1年の物静かな女性会社員を主人公にしたボルダリング物。マイナー競技に対する解説がマニアックなのが鬼頭莫宏先生らしい。競技よりキャラクタに主眼を置いたヒューマンドラマもクオリティ高くしっかり描いてくれているあたりも作品としてメリハリ効いている。