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『仏ガール(1)』読んだ。仏像オタクの美術部顧問とその生徒が仏像鑑賞のために各地に赴く物語。仏像やその関連美術の描写は精緻であり、歴史的背景や鑑賞の心得なども丁寧に解説してあり題材に対するリスペクトを感じる。可愛らしい絵柄とコミカルな掛け合いもほのぼので癒される。
『ドキュンサーガ(4)』読んだ。倫理観の欠落した勇者と異形の魔族を従えた魔王との戦いを描くファンタジー。長かった過去編が終わり作品の全様が見えてきてようやくスタートラインに立った感覚。複雑化した設定と灰汁の強いキャラクタ達を踏まえてストーリーがどう進んでいくか楽しみ。
『ブレス(1)』読んだ。メイクアップアーティストの夢を諦めていた少年とある少女の出会いから始まる物語。ボーイミーツガールの化学反応が気持ちよく、抑圧からの解放を描くストーリーにも爽快感がある。目力の強い絵柄も題材にマッチしているし決めシーンの画面演出も力強い。すごくオススメ。
『付き合ってあげてもいいかな(9)』読んだ。勢いで付き合い始めた大学生二人のすんなりいかない関係を描く百合恋愛物。元恋人ならではの距離感や気の置けない関係性にリアリティがある。ただ本作の終着点がどこになるかがまだ見えてこないので二人の行く末をハラハラしながら見守っている。オススメ。
『くちべた食堂(1)』読んだ。食堂を営む女性とその店の常連である女性教師、口下手な二人交流を描いた作品。お互いに意識し合いながらも口下手ゆえに身振り手振りや行動で好意を伝える二人のぎこちないやり取りがコミカル。ツイッター発の4ページ1話構成なのでお話は全体的にライトな印象。
『惰性67パーセント(9)(完)』読んだ。勉学へのやる気も金もない大学生男女が集まって部屋でダベる様子を描いたコメディ。生産的でなく関係性も大きく発展しない大学生のダラダラした交流の雰囲気は最後まで楽しかった。特に大きなイベントもなく終わるのも本作らしくはある。オススメ。
『ジーンブライド(2)』読んだ。容姿や性別に対する社会の偏見に悩む女性と極度に神経質な男性が主人公の物語。フェミニズム的なメッセージが強烈な一方で、SF要素はまだ未知数なので評価は保留。巻末収録の作者とヤマシタトモコ先生の対談は創作秘話も含めて読み応えがある内容。オススメ。
『オフ会したらとんでもないやつが来た話(2)』読んだ。BL作品のオフ会で出会った一般女性とヤクザ男性のオタ活を描くコメディ。ちょっとしたことで喜んだり悲しんだりするヤクザのピュアさが可愛い。ヤクザの存在に慣れた周りのオタク達が彼の奇行をぞんざいに扱う雰囲気もシュールで面白い。
『凪のお暇(10)』読んだ。空気を読み過ぎる自分に嫌気がさして仕事を辞めたアラサー女性の無職生活を描いた作品。主人公だけでなく各キャラクタがそれぞれの地獄の中で生きていることを丁寧過ぎるくらい執拗に描いてくれており中々ハード。メインストーリーは堂々巡りしている印象。
『ふたりエスケープ(1)~(3)』読んだ。締切に追われる漫画家と無職の同居人、二人の女性の現実逃避の様子を描いた百合コメディ。全力でバカなことに取り組む主人公達の楽しそうな様子が微笑ましい。エモやシュールなどお話もバリエーション豊か。オチにしっかり比重を置く構成も良い。オススメ。