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2022年8月のオススメ新刊漫画その2
『天幕のジャードゥーガル(1)』(トマトスープ)
『ブレス(1)』(園山ゆきの)
『とくにある日々(2)』(なか憲人)
#新刊会202208
2022年8月のオススメ新刊漫画その1
『逃げ上手の若君(7)』(松井優征)
『鍋に弾丸を受けながら(2)』(青木潤太朗/森山慎)
『ダンジョン飯(12)』(九井諒子)
#新刊会202208
『ゴダイゴダイゴ(1)(2)』読んだ。人類を襲う怪獣達と戦うアラフィフ巨大ヒーローの中年男性が主人公の物語。ヒーロー物として独特の世界観が形成されておりユニーク。伏線めいた描写もありまだまだ奥が深そう。ロートル扱いの主人公が周囲の評判を覆していく展開も爽快感がある。オススメ。
『お嬢様はお仕置きが好き(6)』読んだ。上品であろうとするお嬢様と彼女に様々なお仕置きをする男性との恋人関係を描いた作品。実際の行為も加わりエスカレートする二人の関係性は歪な愛情の形でユニーク。今後、当て馬的キャラも絡めつつどのようなソフトSMを進めていくか楽しみ。
『とくにある日々(2)』読んだ。女子高生二人とその周囲の人々のちょっとヘンテコなやり取りを描いた日常コメディ。斜め上の発想をロジカルな思考で読み解くキャラクタ達のヘンテコな掛け合いはオンリーワンの雰囲気で非常に魅力的。王道をあえてはずすバランス感覚も素晴らしい。すごくオススメ。
『地元最高!(1)』読んだ。イリーガルなアングラ世界を生きる女の子達のすさんだ日常を描く物語。可愛らしいキャラクタと暴力や麻薬など脱法行為が横行する荒んだ世界とのギャップが強烈。底辺での生活に慣れて倫理観が欠如したキャラクタ達の行動や思考回路には妙な現実感がある。オススメ。
『大丈夫倶楽部(2)』読んだ。精神的に安定した「大丈夫」を目指す会社員女性ともう一人の活動を描く物語。会社で仕事をすることや家事、日常のちょっとした活動をする上でも精神的に「大丈夫」であることが前提である、という生活における本質部分を丁寧に描いてくれている。オススメ。
『淡島百景(4)』読んだ。舞台女優を養成するための女学校を舞台に学生や親族などそれぞれの想いが錯綜する群像劇。少女達の舞台や女優へのあこがれを煌びやかに描く一方で、狭いコミュニティの中でのドロッとした感情も描写しており、歌劇学校の特殊な環境をしっかり活かした作品になっている。
『おいしい煩悩(2)(完)』読んだ。実体化した自身の煩悩に振り回されるお調子者少女とその煩悩を食べる少年を描くコメディ。調子にのる主人公と肥大化する煩悩、それを泳がせながら嗜める少年という3人のパワーバランスと軽快な掛け合いが面白い作品だった。終盤駆け足になったのはちょっと残念。
『紛争でしたら八田まで(10)』読んだ。世界中の紛争地に赴き問題を解決する地政学コンサルタントの女性を描いた作品。イランやカナダなど、各国の政治的背景や民族、周辺国との関係性などの前提をしっかり踏まえたうえでストーリーが練られており地政学を題材とした作品として内容が厚い。