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7年前、相模原のクリーンルームで「はやぶさ2」を間近で見たとき、一度打ちあがったら二度と人間が触れることを考慮してないメカデザにシビレタ。あの、デザインを通して人間の姿が逆算出来無い存在をどうやったら擬人化に落とせるのかはあれ以来ずっと考えている
完成した衛星って二度と人間が触らないから、触れることが外装デザインに反映されない。一方HTVは船外服着た飛行士が周囲に取付いて作業する事も考慮して、手すりもあるし怪我防止でエッジ部分をカバーしたりしてる。宇宙機だけど無人機だけど相手がいることを考えたデザイン。そういうところも面白い
商業には描けなかった細々とした小話をまとめたHTV自由研究本を電子書籍として配本しています。文字も多いですが絵も一杯入れました。色もつけました。お手にとってくださると嬉しいです
『KOUNOTORI HARDWARE MEMORANDUM』 https://t.co/Vm0LR4mkuc #bookwalker
HTV7号機では貨物室に搭載できる小型の地球帰還カプセルが新規開発された。これで日本は、自国の力だけで荷物を打上げ+軌道上で実験し+地球に持ち帰るサイクルを自国の技術だけで出来るようになった
全長10m、貨物6トン船体重量10トンの大型船を日本は11年で9隻建造し運用した。日本でこれだけ多くの宇宙機が量産されるのは珍しく、11年の間に設計はどんどん精練されていく。後期のHTVになると、安全のために過剰気味であった太陽電池パネル枚数も削減されて、スマートになった(←1号機・8号機→)
HTVは貨物の搭載方法についても従来の宇宙船から一線を画すもので、大型貨物をパレットに乗せたまま船外に剥き出しで搭載し、貨物室のハッチも排除した。スペースシャトル廃止以降、これほどの大型貨物を扱える宇宙船はHTVだけとなり、ISS運営を支える大きな柱として活躍した(続)
HTVはISSへ接近後、静止したところをロボットアームで捕まえてもらう(CB方式と呼ばれる)独特なドッキングシーケンスを新規に開発した。当時世界の宇宙船ドッキングはロシア製システムが唯一のもので、日本はあえてそのシステムを採用しないことで、ロシアからの政治的介入リスクを排除している。
宇宙ステーション補給機「こうのとり(HTV)」。ISS(国際宇宙ステーション)に貨物を運ぶ無人宇宙輸送船。無人船であるから人間を乗せて打上げることは出来無いけれど、ISSへの係留後は飛行士が船内に立ち入るので有人宇宙施設と同じ安全基準で建造されている。(続)
月面からのハイビジョン画像送信を支えた大型アンテナ(上の大きいお皿)についても語りたい。直径1.6m、二軸ジンバルで絶えず地球を追尾して地上にデータを送る。「かぐや」が迫り来る月面のデータを託したこのアンテナは、探査機が月面に衝突する最後の瞬間まで地球を見つめ続けたのでした
「かぐや」衛星の広報は割と自由が許される空気だった様で、従来の宇宙系広報スタイルとは一線を画すものでした。あの時の「かぐや」広報がなければその後訪れる第一次JAXAブームはちょっと変わったモノになっていたのでは、と思う