しらいし@矯正Akibaさんのイラストまとめ

簡便な取り外しのできる矯正装置で小児の反対咬合を治療するのは危険です。鼻上顎全体を前方牽引しながら、同時に下顎の成長方向を変えてあげる必要があり、やれる時期も決まっています。簡便な装置で歯の角度だけで見かけ上前歯がジャンプしても将来また反対咬合になります。

簡便な取り外しのできる矯正装置で小児の反対咬合を治療するのは危険です。日本人の場合かなりの確率で上顎が劣成長で、鼻、上顎の複合体全体の前方牽引で顎顔面を改善する必要があり、やれる時期も決まっています。簡便な装置で歯の角度だけで見かけ上前歯がジャンプしても将来また反対咬合になります

舌側矯正はブラケット間の距離が近いので、唇側の矯正よりはヘビーフォースになります。
これは真実です。

矯正専門医は歯の叢生（ガタガタ）度合いから判断して、使用するワイヤーを選びます。毎月そうやって判断しながら安全に歯を移動していきます。その場で歯を動かす方向を判断して移動するから安全なのです。アライナー矯正は海外の誰かが設計した方向に歯が動くのを、ドクターは見ているだけです。危険

歯を移動させる時に、歯の健康を害さない適切な力は最適矯正力といい、歯ごとに決まっています。わずか数十グラムです。その弱い力を発生させるために形状記憶ニッケルチタン合金ワイヤーが使われています。体温でワイヤーが真っ直ぐにもどるように温度設定されています。長年研究されてきた功績です。

顎顔面の成長発育は女子は１５才、男子は１８才まで続きます。小児期の矯正治療は第一期治療ともいわれ、顎顔面の成長発育をコントロールします。要するに歯と上下顎のバランスのとれた顔を作る時期です。治療のタイミングが最重要項目なので、治療の効果が得られる期間は限られています。

矯正治療は「歯ならび」をよくするという程度のものではなく、その人が本来もっている良好な顎顔面と咬合状態を取り戻してもらって歯の寿命を延ばし、できるだけ苦労しないように先手を打つ医療です。小児は特に顎顔面から誘導できることが大きなメリットです。バランスのとれた顔を作るということです

親知らずを放置すると結構な確率でこうなります。２０才から３０才のわずか１０年間で、こんなに悪化します。最悪７番８番抜歯となると、口腔崩壊の皮切りになりやすいので、とにかく神経麻痺が出ようが何であろうが抜きましょう。

虫歯が進行して歯髄まで達した場合は、歯髄が口腔内の細菌に感染します。歯髄腔は密閉された空間なので、感染した歯髄を放置すると炎症反応で根管内の内圧が高まり、痛みや腫れがでます。なので感染してしまった場合は、歯を削って穴を開けて歯髄を抜き取ります。歯髄を抜き取ることを抜髄といいます。

歯の構造は非常に繊細で精密です。根管に達するような虫歯にして根管治療を行うハメになると、非常に難しい治療が待っています。どんなに精密にやってもある一定の確率で、根管外に穿孔してしまったり、治療後に細菌が繁殖して膿の袋を作ったりいろいろあります。一番いいのはそこまで悪くしないこと。