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入れ歯の場合は最後臼歯部が存在していることが大切です。一番後ろの歯がないと、遊離端欠損といい、いい補綴ができなくなっていきます。その後も歯は減りやすいです。アングル2級の典型的な崩壊の流れだと、遊離端欠損になりやすいです。合わない入れ歯は、なかなか入れてくれなくなります。
歯の被せ物をするというのはこんな構造をしています。歯科医師の技術、かける時間、手間、技工士の技術、材料、いろんな要素によって補綴処置の精度が大きく変わります。精度が変わればその後の歯の寿命が違います。よくない治療は10年以下で再治療が必要になります。再治療はさらに削ります。
遊離端欠損症例の部分入れ歯には限界があります。そうして少しずつ口の機能と治療の効果が落ちていきます。こうなってからでは遅いので、歯科に関しては入れ歯にしないように、早いうちから予防した方がいいのです。20本以下にならなければ、入れ歯は回避できます。これが8020運動の真意です。
正中離開とは様々な原因があります。矯正治療で改善することもありますが、歯が小さいときは、修復処置で歯を太らせるという方法もあります。正中離開はわずかな隙間でも意外と難しい治療になります。
③いわれるまま7番8番を両方抜いてそのまま放置してしまうと、対合歯である上顎の7番が挺出してきます。またタチの悪いことに、歯だけではなく上顎洞も含めて全体的に下がってきます。また、抜いた下顎7番8番部分の歯槽骨も吸収してくるので、補綴が難しくなります。
アライナー矯正は日本人にはむいていません。他の人種と比較して咬合力が弱い、歯周組織も脆弱、歯根が短い、顎関節が繊細なこと等が理由です。ちょっとした叢生くらいならいいんじゃないの?と安易に手を出す歯科医師が多いですが、大怪我しますよ。特に2級のバイトが浅いハイアングル症例は危険です
シザースバイトというのはこんなのです。下顎が小さい症例である2級症例に見られやすいです。通常の大臼歯は上下の咬合面が咬み合っているのがベストです。こうなると歯の寿命がかなり短くなるのと、顎関節に問題がでること、小児の場合は放置すると顎が左右非対称に成長したりしますので要注意です。
オーバージェットが大きいと上下前歯の間に下唇が入り込みます。頑張らないと口が閉じれません。口を閉じている時間が少なく、下唇を咬むような状態になります。そうするともっとオーバージェットが大きくなるという悪循環に陥ります。寝ている間は口が開いているので、朝起きた時に口が乾いています。
咬合状態が悪いことを不正咬合といいます。不正咬合は歯を早く失う流れになりやすいです。例えば一本の歯がダメになって抜歯することになった場合、2級咬合のような不正咬合では1歯対1歯咬合なので、対合歯が挺出しやすいです。1歯対2歯咬合であれば、隣の歯に咬合していて挺出しづらいです。
歯周病になっている場合は、歯肉をあけてフラップ手術を行って縁下歯石を除去します。歯肉を切るので、そんなに頻繁にはできません。しかし縁下歯石を除去しないと歯周病は改善しません。どっちに転んでも厳しい状況になります。一番良いのは縁下歯石がそもそも付きづらい歯列にしておくと有利です。