stack02さんのプロフィール画像

stack02さんのイラストまとめ


特撮、アニメ、漫画、ラノベ、ゲームを浅く広く愛するメカオタ。格好いいロボットは正義だ。

今は忙しいから、創作は思い出した様にマイペースで。天安門事件

フォロー数:2807 フォロワー数:1113

ゼノ〈ありがとう、シホさん〉

レヴァイア「………」

ゼノが嬉しそうにしながら、大きい掌で小さな花を受け取る。

一方レヴァイアも無言で頭を下げ、シホから花を受け取った。

「…嗚呼…運命というものは、何処までも残酷なのだな」

ゼノ〈レヴァイア、どうしたの?〉

0 4

ゼノ〈わぁ…花が咲いてる…〉

レヴァイア「イレギュライズメモリに因らない、天然の”オリジナル”…?」

ゼノ〈”オリジナル”?〉

レヴァイア「…そんな事が…そんな、存在が…!」

理解は出来ても感情が追い付かないらしく、激しく動揺するレヴァイア。

0 4

レヴァイア「…」

ゼノ〈レヴァイア?〉

レヴァイア「…ああ、失礼。私はレヴァイア」

「───今回の事件を引き起こした、”世界の敵”」

0 3

レヴァイア「ん…?」

ゼノ〈シホさんも来てたんだね〉

シホを見たレヴァイアが目を見開く。”あり得ないもの”を見たような、驚愕の表情を浮かべる。

レヴァイア「貴女は…イレギュライザー?だが…鎮静化しているとはいえ、メモリの探知にも反応しない…?」

0 4

…優奈、勇奈、望が再会を果たした一方。

サーバーに更新プログラムが適用され始め、少しずつ色付き始めた世界に佇む二人がいた。

ゼノ〈…綺麗だね、レヴァイア〉

レヴァイア〈…そうだな。私が望んだ光とは違ったが…こんな光も、あったのだな〉

0 4

涙を流す勇奈に向けて、涙を拭った望が手を差し出す。

夜明けを背にして伸ばされたその手は、彼女と交わした約束の通りに。

望「行こう、勇奈」

勇奈「うん…!」

暖かい風が吹き抜ける中で、黒の二人が手を繋ぐ。
今…暁闇を駆け抜けた少年と少女に、優しい夜明けが訪れた…。

To be continued…

0 5

3人の間には…心の中で処理しきれない程の、とても大きな感情の波が押し寄せていた。

しばらく、誰もが声を出せなかった中…一番最初に、ただ一言を発したのは優奈だった。

優奈「お帰りなさい、勇奈。望くん」

望「…ただいま、帰りました」

勇奈「優奈…そっか…やっと、帰って来られたんだ…」

0 4

信矢「エリアの再構築は終わったんだよな?」

有理沙「再構築プロセスは正常に動作したよ。後は、更新プログラムがサーバーに適用されるのを待つだけさ」

信矢「…そうか。よし、俺達も先に戻るか」

有理沙「うむ。再構築されたエリアのデータ収集をしておきたいし…何より、感動の再会だからね」

0 4

平原エリアの再構築が完了すると同時に、優奈、勇奈、望のイレギュライズが解除される。

真っ白な平原の上に、”3人”が同時に降り立つ。

望「優奈さん、に…勇奈も?」

勇奈「…どうしてまた…いや、今更考えるのも馬鹿馬鹿しいや…」

優奈「勇奈…望くん…」

0 4

静治「この七面倒くさい状況で、無事にやるべき事をやれたんだ。十分過ぎるでしょ」

勇矢「大鳥警部の言う通りです」

アミクス〈クラック付近の状況は?〉

勇矢「観測班の報告によると、クラックは完全に修復されたそうです。もうじき、エリアの再構築が始まるでしょう」

0 0