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『ハードペイント』
動画配信で生計を立てるゲイの青年。それは誰も輝かせてくれない彼の自らを輝かせるための術。暗闇にネオンカラーの塗られた鮮やかな裸体が煌めく洒脱な映像美と、明滅の中あまりにも深すぎる孤独を背負って青年が突如踊り始めるラストに胸打たれた。
#LBFF #ラテンビート映画祭
『彼が愛したケーキ職人』エルサレムを舞台に、事故で亡くした恋人トーマスとその妻アナトの複雑な関係性を描いた映画。少し曇ったドアのガラスの向こうでもういない愛した人の愛した人が作った料理のお皿を舐めるアナトの姿が何とも美しくて、もうその場面だけで本当にこの映画のことが大切になった。
『アイ・フィール・プリティ 人生最高のハプニング』自分の外見にコンプレックスがあるレネーは、ある日突然姿そのままで美女になったと思い込む。モデル体型信仰を打ち壊すすべての女性の自信と尊厳のための賛歌。ビキニコンテストのシーンが最高にぶっ飛んでいて楽しい。
『シシリアン・ゴースト・ストーリー』実際に起きたマフィアによる誘拐事件に巻き込まれた少年少女の物語。少女だけが少年のことを忘れなかったように、監督もまた忘れないようにこの映画を撮った。残酷さと美しさが共存するルカ・ビガッツィの映像美。ずっと忘れない新たなイタリア映画マイベスト。
『American animals』実際に起きた強盗事件の犯人本人の語りと共に進んでいく、ドラマとドキュメンタリーが融合されたクライムムービー。若気の至りと言ってしまえばそれまでの浅はかな野心がとんでもない方向へと発展していく滑稽さを面白がれれば、きっとノレる映画。バリー・コーガンの怪演も顕在。
『去年の冬、君と別れ』
中村文則原作の実写化だけあって重厚感は一塩。不自然に描かれていない部分を意識してしまうと途中で物語のタネに気付いてしまうかも…それよりも岩田剛典はじめ、役者さんたちの巧みなお芝居に見入っていたい。
#冬きみ