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「それにしても、」
と、
タムさんは続けた。
「その老夫婦の会話、
幸せと思えば幸せ、
というのは、
すごいな。
今、
支配の時代から魂の時代になるけど、
ネット社会で個人が大学と同じ情報を得られるから、
どんどん気づく人が増えて地球は変わる。
自分が思ったことを自由に言えばええ」
ひかりは、
何か、
ひびくものがあった。
「人も自分も、
けしてばかにしないで許すって、
愛だよね」
「そうや、
どんな状況であれ、
誰に何と言われようと、
自分をばかにしないで許して愛したら幸せや。
幸せは自分が感じるものや。
宇宙は幸せの波動に答えてくれる」
空は、
夜の人影のように気になることがあった。
「こうして、
本当の自分について話していて思ったんだけど、
地球って、
生まれた時に持った身体の年齢と、
本当の自分である魂の年齢もあるよね。
地球はその魂年齢の幅が大きくて、
魂年齢の幼い、
身体が自分だと思ってる人が多いと思う」
マツの木の妖精ボックリさんが、
風にゆれる稲穂のようにうなずいた。
「そうです。
私達の魂は、
本当の私は、
何度も生まれ変わることが証明されつつあります。
それゆえ、
これからの私達は、
死を恐れないで、
死は通過点でしかないので、
どこまでも続く今を、
愛で満たしましょう。
まもるは、
タムさんに、
今ここに居ていいんだ、
と言ってもらって、
自分は生きてていいんだ、
と思うと涙がとめどなく出て来て、
ただうれしかった。
空は、
まもるの涙を見て思った。
「そうだよ、
オレ達は、
自分の外を見て批判非難するのではなく、
ただ、
自分を認めて愛すればいいんだ」
まもるは、
クリスマスケーキを、まるごと食べたいような衝動だった。
「自分を幸せにするには、
自分を信じ続けること、
とうのは分かったけど、
オレには何も信じるものがないよ」
タムさんは、
まもるの魂に寄り添ってみた。
「まず、
自分は今ここに居ていいんだ、
と自分に微笑めば
ええ」
ルナが、
一人言のようにつぶやいた。
「直感は魂の声か、
私、
もう少し直感がほしい」
タムさんが、
水辺を散歩するように言った。
「魂の声をもっと聞くためには、
恐れと不安をなくしていくことや。
それが自分を信じることや。
大丈夫、
なんとかなるもんや」
古代スギの妖精キラリさんが、
花が開く時のように言った。
「本当にそうだと思います。
自分を幸せにするには、
自分を信じ続けることです。
今は、
誰もが自分を信じるために生まれてきたんだです。
自分を信じることは、
自分の直感を信じることです。
自分の直感とは、
魂の声です」
まもるは、
電車の中で、
カガミを見て微笑んでいる男が浮かんだ。
「自分を愛するって、
イメージ良くないんだけど」
「まもる君が思っているのは、
自分だけ良ければというエゴやけど、
エゴやなくて、
源につながってる、
ただそこに在る
本当の私を愛することが、
すべてへの初めの一歩や」