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ルナは、
とんでもない迷路を歩いてる気がする時があった。
「すべてが経験というけれど、
本当の自分を知らないで、
目隠ししながら走ってる人も多い気がする」
タムさんは、
むむ、
と答えた。
「それを、
見てる人も居ていいし、
何とかしようと、
目隠しを取ってあげる人も居ていいんや」
まもるが、
どたばたと言った。
「うーん、
よしよしと、
許すのは難しい」
タムさんは、
包むように言った。
「その人はその人の、
経験をしてるんだ、
その人はそれでいいんだと思い、
誰が何と言おうと、
私は私でこれでいいんだ、
という私に強い愛の波動を持つと、
その波動は伝わる」
空は、
ふと、
思った。
「源って、
オレ達なの」
タムさんは、
糸をやさしく巻くように言った。
「そうや。
源って、私達。
そやから、
本当は、
誰も、
寂しくないんだよ。
私には、
私がいるからネ」
ルナは、
もっと、
つながりたかった。
「地球をゆったり楽しむために、
源を感じるには、
どうすればいいんだろう」
タムさんは、
楽しむ天才だった。
「10分位の深呼吸を毎日続けると、
おでこのあたりがこそばゆくなって来て、
まったりするんや。
それが、
誰もが源とつながってるしるしや」
タムさんは、
夜明けの朝日に輝く水玉のようだった。
「そうなんや。
誰もが、
ただ居ていいんだよ。
人間関係やお金のことで悩んでも、
それは、
悩むことではなく、
いい経験をしたな、
と思えばええ。
自分を責めたらあかん。
どんな自分でも愛して、
すべてを愛したら、
ええことある」
ひかりも、
なぜか、
思った。
「そうだよね。
タムさんが言うように、
ただ私が居るだけで、
世の中のためになってるんだ。
と、
ぶれないで、
静かな目で、
恐れないで、
強く思っていればいいんだ。
空が、
頭を打たれたように、
言葉が出て来た。
「よく、
思考が現実を創ると言うならば、
この、
物欲から魂の時代に変わるこの時に必要な思考は、
偉そうにしたり、
意地悪したりしない、
心優しい人達の、
居心地のいい地球に変わるという奇跡を信じる、
繋がりの輪を広げる強い意思かも」
まもるが、
シャボン玉が消えるより早く言った。
「いつも、
その時をウキウキしてるって、
難しいよ」
ルナが、
けさ斬りのように言った。
「簡単だよ。
釣糸につながってるウキが、
その下にある針に
魚がひっかかって、
上下してウキウキしているウキを、
思い浮かべればいいんだよ」
クスの木の妖精クスクマさんは、
つづみを打つのがうまかった。
「その、
じたばたしないで 、
やることをやれば、
なんとかなる。
というのは、
カルマからジャンプすることですね。
いつも、
愛そのものの魂の気分で、
今をウキウキしていれば、
カルマからジャンプできて、
幸せなんですね」
タムさんは、
フクロウのように、
目を閉じた。
「そういうことや。
信じて、
じたばたしないことや。
じたばたすると、
溺れる。
溺れそうになっら、
力を抜いて、
浮き上がればええ。
信じて、
じたばたしないで、
やることをやれば、
なんとかなる」