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『光る君へ』4
サロンで竹取物語の話題が出て少し批判的に描かれていたけど、源氏物語の「絵合」の中ではガッツリと竹取物語をdisっている。「最後は天界に戻っていったけど、元はと言えば竹の中から生まれたかぐや姫なんて地底出身でしょ、と。
『知泉源氏7』収録予定部分
『風の谷のビール』
ラベルに何気なく富士山が描かれているのは静岡丹那産なので。
毎年、丹那盆地では麦畑を利用した巨大迷路が作られる。
1999年に閉園した伊豆の富士見ランド。末期はボロボロの遊具が転がって廃墟だったけど、開園時は横尾忠則がポスターを描き、岡本太郎の太陽の鐘もあり「クレイジー大作戦」のロケ地だった。盛者必衰。
弟の太郎は勉学が嫌いでダメ弟という設定。実際には弟か兄かは不明。ただし父が「娘が男だったら」と言っていたのは事実らしい。大河の中ではそれを強調する場面が多いが、太郎は藤原惟規となり30代で亡くなる前に従五位下になっているので父より出世が早く、勅撰和歌集に歌が10首も選ばれる才人。
手塚るみ子さま(@musicrobita)現在描いている源氏物語の完訳漫画『知泉源氏』で、平安時代の医者は無免許で流しが基本という説明で、どろろの琵琶丸を記憶だけで描いた処そっくりになってしまったので恐れ多くてⒸ手塚治虫と入れさせてもらいました。これで大丈夫でしょうか?訴えないでください。
ちなみに今回サロンで遊んでいた漢字の篇と旁を合わせる「篇継/へんつぎ」という遊びは源氏物語の中、葵帖で源氏と紫も遊んでいたメジャーなゲーム。
『光る君へ』
ロバート秋山が演じていた藤原実資はこの時代の役職が「頭中将」なので世間のイメージを大きく裏切っていて良き。
『藤原公任/きんとう』も出てきたけど、この人は文献上で初めて出てくる源氏物語の読者。その日付が1008年11月1日なので、その1000年後にその日が「古典の日」になった。
『知泉源氏』いよいよ明石帖に突入。
感想で「ギャグ漫画風の絵柄で読みやすい」というのがあったけど、マジな話として書いているんじゃけどなあと思って、少し憤慨していたけど、明石入道が赤塚キャラみたいで「やっぱギャグ漫画だ」と思うなり。でもって書いていて楽しい。明石入道が暴走する。
今回の恋文の代筆の歌を書く場面、手元が映ったけれど、そこで書いていた歌は源氏物語の夕顔帖で書いた歌が引用されていた。
漫画『知泉源氏』ではすべての歌を収録しているので、副読本としてもバッチリでやんす。
紫式部と藤原道長は遠い親戚だけど、その祖は大化の改新で有名な藤原鎌足、そのエピソードとして「飛んでいった沓(くつ)」があるので今回の草履のエピソードに繋がったのではないかと。