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夢然堂さんのイラストまとめ


古典タロット愛好家。『ユリイカ タロットの世界』(青土社)では「『マルセイユのタロット』史 概説」と「日本におけるタロットの受容史」を、『アルケミスト双書 タロットの美術史』シリーズ(創元社)では「マルセイユ版タロットの世界」を担当。その他、国内外の協力作品や企画多々。第4回国際タロット賞選考委員。福岡県在住。
blog.goo.ne.jp/valet_de_coupe

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つづき。p46、「魔術師エドモン」のデッキを再現した「グラン・タロー・ベリーヌ」全札が見られるページ。
https://t.co/c2KlIEjrs2


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タロットの足し算。

軽薄な「運(10)」任せの「愛(6)」→破滅と堕地獄(16)

「死(13)」をも厭わぬ真剣な「愛(6)」→復活と永遠の結び付き(19) https://t.co/cVsndlsgxZ

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"CLAVIS ARTIS"のドラゴンたち追加。いちいち可愛らしい。
何でもこの錬金術書自体「ドラゴンの皮に書かれた」という設定なのだとか。

https://t.co/1PmWzFYski

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盟友フェリーニに劣らぬ筋金入りのオカルト愛好家だった作曲家ニーノ・ロータ(その方面の蔵書は3000冊にも及んだという)が所蔵していた、世界的に稀少な18世紀の錬金術本"CLAVIS ARTIS"に登場するドラゴンたち。 どこかユーモラスで可愛らしい。

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補足。ピエール・マドニエの息子ジャン=バティスト以降の流れだと、棒を保持する「手品師」の左手はもっと不自然なことに(親指の位置にご注目)。 https://t.co/Qb8XIcvRIY

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つづき。今度は二枚の共通点。「女教皇」の保持する書物の描かれ方が「死神」の肋骨を連想させることに注目。その肋骨で想起されるのが原初の女性イヴの創造の場面。ある意味、女教皇が連綿と続く女性の生命の大元を手にし提示しているとも取れ、これもまた「生と死」のテーマにそぐうものとなる。 https://t.co/Pn1Plxi56e

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つづき。さらに講座でも少し触れたコメニウス『世界図絵』(これもマルセイユ版成立と同時代)の「奇術」の項に注目。右手にタロットの絵柄に近い手品師。共に描かれる逆さにぶら下がる綱渡り芸人が「吊るされた男」そのもの。前述の辞典の”ba(s)teleur”項にはまさしく「綱渡り芸人」の例も。つづく。 https://t.co/GXFJRm0RcR

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一例として、一覧図左端の「手品師」と「吊るされた男」の組合せを簡単に。絵柄的な共通点としては、巻毛も含め出で立ちの似た二人。更には前者のテーブルの三本の脚と、後者の処刑台を構成する三本の木。手品師の行く末が吊るされた男のような最期へと繋がりうるものであるとも取れるのだが。つづく。 https://t.co/U94qSy6KJO

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イメージ補足。マルセイユ版成立時期と同時代の、デカルトの解剖学図から。
デカルトによると身体的記憶は「脳の襞に刻まれる」。

ちなみにデカルトはリュート奏者の演奏技術といった類の身体的記憶は指に宿るという。こうしたスキル的な記憶に関しては代わりに「手品師」札を使うとよろしいかと。 https://t.co/yo45ebljTe

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