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夢然堂さんのイラストまとめ


古典タロット愛好家。『ユリイカ タロットの世界』(青土社)では「『マルセイユのタロット』史 概説」と「日本におけるタロットの受容史」を、『アルケミスト双書 タロットの美術史』シリーズ(創元社)では「マルセイユ版タロットの世界」を担当。その他、国内外の協力作品や企画多々。第4回国際タロット賞選考委員。福岡県在住。
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アルノー・マレルブ氏のパンデミックマルセイユ新作。

「マスク届きます」
「本当なの??」

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先のアダム一家に関するRTとも絡めて。糸巻棒を持ったイヴとも取れるボローニャ版に対し、シチリア版の「太陽」札(18番)は弟アベルを殺害する兄カインと思しきデザインなのが興味深い。
ちなみに「月」札(17番)は眠るエンデュミオンと月の女神のようにも思われる図。
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(2)ハイドン=法王(木星)。木星らしい楽天的で快活な人柄。膨大な数の作品で知られる多作家。愛称「パパ(Papa)」はまさしくローマ教皇の称号そのものであり、この札の絵柄そのままに楽長・師として多くの楽員や弟子たちに慕われた。神に対する崇敬心も極めて高かった。つづく。

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つづいて藤子・F・不二雄。早川書房『S-Fマガジン』1976年5月号に掲載された短篇『大予言』。主人公の師匠がかつて有名なタロット占い師だったという設定。表記はタローではなく「タロット」。残念ながらカードは登場しない。>RT

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マルセイユ版「運命の輪」、脇道から戻って「正道」のネタも。画像は1706年のアルマナ(暦書)から、慈善宝くじの抽選会場図。公営宝くじは例の太陽王時代に盛んになったもので、回転式抽選機にはまさしく”la Grande Roüe de Fortune”との説明書きが。回すのは純真無垢な子供が担当している。つづく。

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つづき。シュヴァレ=ド=リュビッチについてはホドロフスキーの『タロットの宇宙』にも言及がある。またこのデッキについては、以前グリア女史のブログでも紹介されていた。以下参照。
https://t.co/ciBR45NH0y https://t.co/96TN456ama

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メモ。悪魔主義をテーマとするユイスマンスの小説『彼方』海外版の表紙に見られるタロットの「悪魔」札。「吊るされた男」札は作中に言及があることからのチョイスと思われる。

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メモ。1800年頃のイタリア派の作と目されているヘルメスとアポロンの図。発明者ヘルメスがアポロンにリュラを手ほどきしているらしき様子だが、なんとも官能性漂う艶かしい感じ。

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余談。先の「煙突掃除屋」図の作者ミシェル・ラーヌはタロットと無縁という訳でもない。ベルギー版タロットの特徴である切札第2番「スペイン人」のデザインの基は彼の作品(画像1枚目)と言われる。画像2枚目はベルギー版のプロトタイプ的な仏ルーアンのド=オトー版。

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同じく『浮世絵ルノルマン』。
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