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メモ。17世紀ネーデルラント美術に描かれた、魔女の小道具としての遊戯カード。ヤン・ファン・デ・フェルデ2世とダフィット・テニールス2世の作。前者は傍にサイコロも。後者の作者テニールスはルーベンスと非常に親密だった人物。
着想メモ。先述のように王・騎士・従者の男性札三種を占星術の不動宮・活動宮・流動宮に照応させると十二ヶ月へ当てはめることも可能になる。その場合、王妃札は四つの季節を表すものとなろうか。画像は時代は下るがフランス革命期のトランプから。四季が女性の姿。特に前者は実際にクイーン札相当。
つづきの随想。このあたりにも「愚者」札と「手品師」札の本来一体的な、二進法の0と1のような特殊な関係が見て取れる。単体であれば宮廷道化よろしく愚かさと鋭い知性を兼ね備えた存在である「愚者」は、「手品師」との関係においては後者の属性を譲り渡す。ピエロとアルルカンのような役割分担。
随想。愚者札を表す一字を選ぶなら、自分としては「遊」としたい。「遊び」の意は言うに及ばず。元は子供が風に吹かれてぶらぶら歩き廻ることを示すという説があり、一つ所に留まらず流離う、の意味を持つ。部首の「⻌」も「立ち止まりつつまた進む」の意。草むす野を行く愚者と犬の姿をこの字に見る。
つづき。一旦は完結させた我が「『81/2』とタロット」論もまだまだ未完成。例えば太陽を背にしたサラギーナは太陽と獅子座のイメージからで、ラストの道化師が四人なのは恐らく「世界」札の四隅の四聖獣から。拙論、盆栽の如く気長に育てる所存。
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