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今朝のツイートの補足。宰相マザランが幼いルイ14世の教育のため『変身物語』を基に作らせた神話カードから、「イアソン」「ユピテルとガニメデ」の2枚。つづく2枚は少し後に作られたフランス式ミンキアーテから人生四区分札の「成年期」と五感札の「触覚」。明らかな影響が見て取れる。
「時間」つながりで。昨日のマルセイユ版「恋人」札に見られる「愛」「運」「死」の三要素に関する補足画像。ルーベンスあるいは弟子のヤン・ファン・デン・ヘッケ画『ヘラクレスの選択』図。快楽のウェヌスに愛の神クピドーが与するのに対し、時の翁(≒死)は美徳のミネルウァに与している。つづく。
メモ。17世紀ネーデルラント美術に描かれた、魔女の小道具としての遊戯カード。ヤン・ファン・デ・フェルデ2世とダフィット・テニールス2世の作。前者は傍にサイコロも。後者の作者テニールスはルーベンスと非常に親密だった人物。
着想メモ。先述のように王・騎士・従者の男性札三種を占星術の不動宮・活動宮・流動宮に照応させると十二ヶ月へ当てはめることも可能になる。その場合、王妃札は四つの季節を表すものとなろうか。画像は時代は下るがフランス革命期のトランプから。四季が女性の姿。特に前者は実際にクイーン札相当。
随想。愚者札を表す一字を選ぶなら、自分としては「遊」としたい。「遊び」の意は言うに及ばず。元は子供が風に吹かれてぶらぶら歩き廻ることを示すという説があり、一つ所に留まらず流離う、の意味を持つ。部首の「⻌」も「立ち止まりつつまた進む」の意。草むす野を行く愚者と犬の姿をこの字に見る。