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「これは、エミリーさまにもらったんです。
ちょっとだけ魔法が使える帽子なんです。 」
「ちょっとだけなぞ、とんでもない!
その帽子は最高位の魔法使いにしか与えられない、特別な帽子じゃ。
ほれ、位を示す星の数を数えてみい。」
「ひぃ、ふぅ、みぃ・・えと、えと・・いっぱいだあ。」
「まあ、待ちなさい。」
「やや・・これはこれは長老。」
「たしかに近年のピグライフは、何かがおかしい。」
「えっ!?」
「例えば・・先日の呪いのカボチャのような古えの封印が解かれるなど、エミリーさまのご加護のもと、今まではなかったことじゃ。
それにな・・もけや、その帽子はどうした?」
「えー。
女王ってよりかは、村長の娘ってカンジだけどなあ。」
「もけくん!!
発言には気を付けたまえ!
目の前にいる男を敵に回すと怖いぞ!」
「はー、感動だなあ。
同じ仲間がこんなにいたなんて!」
「しかし、君はなぜ裸っぽなんだね?
ハレンチじゃないか。
この酔いどれ妖精のコスチュームはどうした、ん?」
「えっ?
現世でぐうたらした罰だって、エミリーさまに魔法をかけられて・・・
あれ、みなさんは着てらっしゃいますねえ?」
「なんだ、みんな出てきていいぞ。
君のことはレイラさんから聞いているよ。」
「みなさん、もしかして・・・」
「そう、みんな君と同じ酔いどれ妖精だよ。
私は酔いどれ部長の佐藤だ、ひとつよろしく頼むよ。」
「(あっ、人間だぞ。隠れろー!!)」
「(わーっ!)」
「あれ?誰もいない・・・」
「おや、君は人間じゃないな?
その姿はひょっとして、酔いどれ妖精のもけくんじゃないかね?」
「ボクのことを知ってるの?」
お~れたちゃ酔いどれ♪
(お~れたちゃ酔いどれ♪)
さ~け持って こ~い♪
(さ~け持って こ~い♪)
さ~けはのんでも♪
(さ~けはのんでも♪)
の~まれる な~♪
(の~まれる な~♪)
「うっわー、ごきげんな唄だなあ。」
次の満月の夜、もけは迷いの森で開かれているという酔いどれ妖精の宴へと向かいました。
「この辺のはずだけどなあ・・・
おや、何か聞こえるぞ?」
「(そっか、もけさんはエミリーさまが・・・)
もけさん、満月の夜にはこの森で酔いどれ妖精の宴が開かれているはずよ。行ってみて。」
「うん、ありがとうレイラさん!」
「えっ、招待状届いてないの?」
「招待状?」
「新しくライフにきた人には、所属するピグのグループから招待状がきて、色々と教えてもらうことになっているの。もけさんなら、酔いどれ妖精よ。」
「えーー!
酔いどれ妖精って、ボクの他にもいるの!?」