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四葉が風太郎と共に見いだした母親に楽をさせてあげたいと言う願いは、母親の死によって儚くも叶えられなくなってしまう
何ならマルオの元に引き取られたのも「貧乏生活からの自力脱却」を悪く言えば否定する形となってしまったと言えよう
でも、かけがえのない時間を過ごした男の子が、自分を見分けられなかった事に四葉はショックを受けてしまう
そして皆との違いを証明する為に同じ見た目を止めてリボンを身に付ける事となる
約10年、あの時気付かなかった大切な人が、何もしなくても見つけてくれると確信するその日まで…
そんな運命の後に待っていたのは、五つ子故の残酷な人違いだった
正直誰が悪いとか全く無いと思う
一応仄めかされたとは言え風太郎はまさか同じ見た目の姉妹がいるなんて思いもしなかっただろうし、一花だってふとした好奇心で風太郎のところに寄ったのだと思う
夜空の元で交わした約束
一人ではなく二人で「必要とされる人間になる為に勉強する」
勉強に目が向きがちだけれど約束の主語はあくまで必要とされる人間になる事にあったのだと思う
母親以外にもう一人生まれた必要とされたい存在
この時に「お嫁さん」が夢として出てきたのかな、と感じた
現状に甘んじず変える努力をする
現在の風太郎の根幹とも言える考え方がここで生まれた事となる
風太郎の場合らいはにより良い暮らしをさせてあげられるようになる
その為に一番努力で成果を出せると思ったのが勉強だったのだろう
お互い自分の存在意義に悩んでいた似た者同士でありながら向き合い方が対照的な二人
自分には何も出来ないと思っていた風太郎だけれど、四葉の変わりたいと言う想いから出た言葉を聞いた事でその考えは変わる事となる
この間清水寺に行ったから分かるけれど、そこに加えて伏見含め色んなところを小6の子二人だけで(恐らく徒歩で)立ち寄ってたのは正直凄いと思う
距離を取ろうとする風太郎に対して一緒に色々行こうとする四葉だったりと、思えばこの時点で再会してからの構図はある程度出来上がっていたのだな、と思う
88話①
作品全体を通して重大な転換点となった回
この回の出来事がきっかけで風太郎と五つ子の運命が変わっていく事となる
今回は最初に風太郎と四葉、次に五つ子の視点の2回に分けての考察となる
#フルカラー風四考察
一方退院してきた零奈
恐らく104話の病院での回想を経ての帰宅だと考えると、治療で娘たちと長い間離ればなれになるよりも、最期まで成長を見守る事を選んだのかもしれない
コマ割りに隠れた五つ子を抱き締める彼女の表情は果たしていかなるものだったのだろう…
#フルカラー風四考察
そんな変わる事への疑問を抱き一人悩んでいた四葉に対して、自身の必要性に一人悩んでいた風太郎
方向性は違えど同じ自己存在の悩みを抱いていた二人が出会ったのは本当に運命としか言いようがないと思う