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当然素直にのみ込めるはずもなく、現場を見る表情は暗く、完了後も無意識と事故(きっかけを作ったのは当人)ついキスをしてしまう始末
そんな中、進級直後に軽口や照れ隠しで応酬した結果、(お互いに)本気で相手の事が好きじゃないと誤解してしまう
遂に作り笑いからは明るさすら消えてしまう…
自分らしさを追い求め、同じ境遇の男の子と約束を交わした子は、挫折の果てに空っぽとなり自分らしさを閉じ込める事となってしまった
5年前約束をした男の子と再会を果たし愛故に一発で見分けてしまうも、その子は「立派に」約束を守っているが故に自分があの時の子とは言えず、自虐する有り様である
独りになりかけた四葉を救い、同時に枷となった姉妹の絆
誰かがお手本とか関係無く、大義名分として母親の教えだからと言いつつも本心として全員が四葉を必要としており、一人にさせない覚悟を決めていたのだと思う
ここで生徒の誰かが言葉だけでも助け船を出してくれれば思い詰める事も軽減出来たかもしれない
誰も助けてくれなかったからこそ、自身の特別感の崩壊以上に勉強に次いで運動すら自身の努力を無意味と感じさせてしまい、自分には何の才能も無いと空っぽになってしまったのだと思う
話を四葉に戻して
三玖から成績の危険性を指摘されながらも拒絶し、壇上から見下ろす姉妹に対し自身の特別性を感じて悦に浸ってしまう四葉
運動に取り組む事は間違いではないが、されども増長するのは間違いである
過去の四葉で議論が分かれるのは、どっちを注視しているかによるものかな、と思う
さてここで約束後の風太郎の話を少し
妹の為だけでなく、自身を空っぽと思っていたが故に誇れるものを持てるよう死にもの狂いで勉強に打ち込んだであろう風太郎
その結果全国トップレベルの秀才になれたけれど、代わりに体力は男子にあるまじき低さとなり、何より対人面周りが昔以下と言う有り様に
なので高校からは一度除外しつつもかつて褒められる程の才能を持ったスポーツに過剰に打ち込み勉強を無視する方針に切り替える事に
努力の成果とは言え凄まじい身体能力を発揮する事に成功し、周りからちやほやされた事で姉妹と大差を付ける事が出来たと思った四葉は天狗になってしまう…
父親となったマルオが父親らしく接する事が出来たら拗れなかったかもしれない
とは言え、先生の死を受け入れられず、仕事も忙しい中で初めての五つ子の子育てと言うのは中々過酷な状況
おまけに全員が凄まじいお馬鹿な中で厳しい黒薔薇に入学させてしまい…
…風太郎にへそを曲げるのも已む無きかな
89話
四葉の挫折回
既にいくつかの回で他姉妹の視点は取り上げたので四葉メインで
物議を醸し出した転校前の四葉の行動
言ってしまえば「対象がいない中で特別を追い求めたが故の自我の暴走」なのだと思う
#フルカラー風四考察