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ここで生徒の誰かが言葉だけでも助け船を出してくれれば思い詰める事も軽減出来たかもしれない
誰も助けてくれなかったからこそ、自身の特別感の崩壊以上に勉強に次いで運動すら自身の努力を無意味と感じさせてしまい、自分には何の才能も無いと空っぽになってしまったのだと思う
話を四葉に戻して
三玖から成績の危険性を指摘されながらも拒絶し、壇上から見下ろす姉妹に対し自身の特別性を感じて悦に浸ってしまう四葉
運動に取り組む事は間違いではないが、されども増長するのは間違いである
過去の四葉で議論が分かれるのは、どっちを注視しているかによるものかな、と思う
さてここで約束後の風太郎の話を少し
妹の為だけでなく、自身を空っぽと思っていたが故に誇れるものを持てるよう死にもの狂いで勉強に打ち込んだであろう風太郎
その結果全国トップレベルの秀才になれたけれど、代わりに体力は男子にあるまじき低さとなり、何より対人面周りが昔以下と言う有り様に
なので高校からは一度除外しつつもかつて褒められる程の才能を持ったスポーツに過剰に打ち込み勉強を無視する方針に切り替える事に
努力の成果とは言え凄まじい身体能力を発揮する事に成功し、周りからちやほやされた事で姉妹と大差を付ける事が出来たと思った四葉は天狗になってしまう…
父親となったマルオが父親らしく接する事が出来たら拗れなかったかもしれない
とは言え、先生の死を受け入れられず、仕事も忙しい中で初めての五つ子の子育てと言うのは中々過酷な状況
おまけに全員が凄まじいお馬鹿な中で厳しい黒薔薇に入学させてしまい…
…風太郎にへそを曲げるのも已む無きかな
89話
四葉の挫折回
既にいくつかの回で他姉妹の視点は取り上げたので四葉メインで
物議を醸し出した転校前の四葉の行動
言ってしまえば「対象がいない中で特別を追い求めたが故の自我の暴走」なのだと思う
#フルカラー風四考察
そして二乃
恐らくこの前後から四葉の態度が変わってしまい、その変化に戸惑う事となる
他姉妹も変化する中でかつての心地よさを忘れられない彼女は段々と心底から変われない日々を過ごす事になってしまう
そうした心境が勝ち気な性格を形成していったのかもしれない
それまで大将気質だった一花
元々五月に世話を焼いていた場面もあり、母親の死と五月の変化を経て自分を抑えて周りを気遣うしっかりものとして振る舞うようになる
母親になろうとする五月に対して自分はお姉ちゃん、と言う事なのかもしれない
88話②
五つ子達の変化
四葉がリボンを付けたその日を境に五つ子達も変わっていく
最初は五月
ヘアピンは四葉に続けで着けたものだったのだけれど、直前に零奈が言った言葉通り外見的な違いで姉妹間で差を付ける事にはあまり意味が無くなったと言えよう
#フルカラーごとよめ考察