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今日のお絵かき配信では、岩を描きながらライティングのお話をします。
かつての教室のみなさんには見覚えのある岩だと思います。
ライティングの理解はこの岩で…! https://t.co/zoGKH0FHPj
光の当たる面の色について
光の当たった物の色をよく観察すると、色の鮮やかさはあんまり感じません。
「明度は高く、彩度は低い」そんな色を選ぶと日光を感じやすい気がします。
この絵は、まあまあそんな色を選んでますね。
反射光について
この絵を描いた時に「強い光が当たったところは光源になる」ということをなんとなく理解した気がしています。
右手前の光が差し込んだところを、ぼんやりと発光しているように描けたことが楽しかったのを覚えております。
弱い光のライティングについて
曇りや雨の日は太陽の光がすごく弱くなり、物の色(固有色)が目立つようになります。
物をちゃんと描くことが勝負ポイントになるので、なかなか大変です。コツコツ描きましょう。
印象に残る色について
「光」「カゲ」「空気」の3色を決めておくと、絵がまとまりやすくなります。
そのなかで1つでも目立つ色があれば、それを絵の印象にすることが出来るかもしれません。
この絵では、光と空気の色を抑え目にし、カゲの色を空と同じ強い青にして、さわやかな感じを狙いました。
背景画をはじめた頃、描いた物で画面を埋めることで精一杯で、まともなものが仕上がりませんでした。
それから僕がやったのは、まずは単品を描ききる力をつけることです。
「岩」だけ描けるように。
次は「木」だけ。次は「岩と木」。
基礎的なモチーフは何度描いても難しいし学びになります。
ドロップシャドウについて
ものに遮られてできる影は、うまく使えると奥行きを表現したり、画面の外側に広がりを感じさせたりと、良い感じの効果があります。
画面の手前から影→光→影→光とドロップシャドウを配置すると、なんだか奥に進んで行きたくなる絵になる気がします?
グレーについて
炎の赤色と奥行きの青色が目立つ絵ですが、つなぎの灰色に色味を持たせることが難しかった絵です。
絵具では補色を混ぜ合わせて色味のあるグレーを作れますが、デジタルで灰色に色味を持たせるには「この色味のグレーを使おう!」と意識しないとなかなか選べない気がします。
地塗りについて
青や緑の色をたくさん使う絵では、描き始める前に暖色を全体に塗って下地を作っておくと良いです。
塗り込んでいっても、チラッと下地の色を感じて、青や緑がキレイに見えてくれます。
もの描く時には「どうやってできているか」を考えるようにしています。
自分なりの考えをもって描くと、見ている人に「こうやってできてるのね」と楽しんでもらえる気がしてます。