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Richard Wright『Wet Dream』
これもメジャーのくせににっちだから。Tony Banks"A Curious Feeling"、Peter Bardens"Water Colors"等々、鍵盤奏者のソロって「水」や「流れ」をテーマにした作品が多い。これもまた同じく淡々と清水のせせらぎの如く。フロイドではいちばん地味な方だったからね。
Ethos『Open Up』
77年の2ndは伊藤セーソク・コレクションシリーズで1stと同時に世界初CD化。W鍵盤の編成は崩れたが、これもまた欧州の気品漂う傑作だった。少しポップになった感もあるが、十分プログレッシヴ。この後お蔵入り音源集もCD化されたが、やはりレギュラーアルバム2枚には勝てない。
MISSING PERSONS『Spring Session M』
ザッパとUK経由してこういうお洒落なエレポップに行きつくとは驚いた。ジャケもケバいし発表当時は「ひぃ!」となって近づかなかった。Group 87 を聴いて気に入ったおかげで辿り着いた82年の驚異の1st。あ、Group 87とは同時進行か?パトリック・オハーンは才人。
Chapman-Whitney『Streetwalkers』
10年ほど前に曲順メチャクチャ、ジャケも?でCD再発。ユニオンさんはオリジナル・ジャケ仕様のライナー付きで国内流通してくれた。イアン・ウォーラス、マイケル・ジャイルズ、ジョン・ウェットン、ボズ・バレル、メル・コリンズ参加。これだけで「お~♪」となる。
Peter Bardens『Seen One Earth』
アラン・パーソンズ制作の"Keats"は傑作だったが売れなかった。バーデンスが次に向かったのはニューエイジ系レーベルCINEMAでの本作。モラツの作品も出たしトニー・ケイも予定されてたから当時は勢いがあったはず。でも、これも売れなかった。好作品なのに運がない。
Daryl Hall & John Oates『Bigger Than Both Of Us』
今回の5枚の中で76年のこれが特に気に入った。アルバムとしては聴いたことがない。ラスト”Falling”って曲がやけにいいのだった。プログレっぽい。
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Peter Gabriel『Ⅳ』
彼のソロのオープニング曲はアルバムに強烈な印象を残す。本作も同様。更に後半はエスニックに滲み入る曲が並ぶのが魅力。通称 "Security"、PGのソロの中ではジャケがいちばん不気味に感じた。レヴィン、マロッタ、ファスト、ローズの鉄壁面子に加えハミル&モーリス・パート。
Steve Hackett『Defector』
TLで40周年を知って。ソロ4作目は印象が弱い。当時の奥方Kim Poorのまるで背後霊みたいなハケット肖像画が前作に似てるから。それでも聴けば「おお。名盤だったな~」と思い出に浸れる。ボートラ"Clocks"ライヴ・ヴァージョンが貴重。05年の再発盤は全部お得でした。
ACADEMY『Pop-Lore According To The Academy』
英国集成には変なポップまで掲載されてて惑わされた。ウィル・マローン関連を出してるMorgan Blue Townから69年作。キャバレー音楽みたいなポップは楽しい。国内紙ジャケに入ってなかったボーナス4曲。Banco”軌跡Ⅱ”みたいなピアノが聴ける曲まで(笑)。
David Bowie "Heroes"
制作過程を思えば鉄を含んだベルリン青(ブルー)なイメージだろうが、青銅的メタリックな響きを感じる。銅色の仄暗さだけどヘヴィじゃない。フリップのギターはブリティッシュだなぁ…と、今更ながら浸ってる。B面のアンビエントな流れもたまらなく心地よい。