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4Kレストアで発売された『フェノミナ』のBlu-rayを視聴。
視覚的インパクトを優先させるダリオ・アルジェントの代表作なので、脚本の不出来に関しては置いておいても問題ない。
大事なのは絶世の美少女ジェニファー・コネリーの存在と、監督の並々ならぬ"蟲"への拘りとフェチズムの強さを観る事だ。
あと、どうでもいい話だがダニエルズは『シティハンター』で『ストⅡ』のケンのコスプレ姿を披露する。
ケンシロウは似てなかったが、ケンだと歴代俳優の中でもトップレベルの再現度だ。
あとはエヴァQのカヲル君。
最初に観た時はそうでもなかったけど、少女漫画フィルターを通してこのシーンを観たら「トュンク…ッ!(太い声)」となった。
銀髪っぽいアッシュグレーな髪色と赤の瞳など、王子様の金髪碧眼とは対照カラーでもある。
カヲル君もまた、典型的な王子様キャラの1人だ。
王子様と云えば"金髪碧眼"というイメージがいつ頃から定着したのかがよく分からない。
セーラームーンの場合だと、王子様ポジションのまもちゃんは黒髪短髪(眼は青い)とちょっと珍しいパターン。
逆に判りやすい王子様デザインのジェダイトを、一発目の敵幹部として出したのは意図的な気がする。
そういえば、『宇宙パトロールルル子』に登場するAΩ・ノヴァ君は金髪碧眼にミステリアスな役回りと、典型的な"王子様"キャラクターとして造型されていた事を思い出した。
女の子主人公視点での意中の相手に対する描写ってのは、やっぱり良いもんデスネ。
ラストの2人の結末は結構ホロリと来る。
ゲームジャンルでは格闘ゲームの師匠キャラ達が皆、濃い設定を持つ。
『龍虎の拳』のラスボス、Mr.カラテは主人公2人の師匠であり、リョウ・サカザキの父親だ。
師弟対決をゲームで実現したのが斬新だったが、その正体であるタクマ・サカザキの設定が明かされたのは、次作『龍虎の拳2』からになる。
少年ジャンプ作品以外では、『鋼の錬金術師』に登場したイズミ・カーティスの専業主婦という設定と其のビジュアルが、意表を突く形で存在を印象付けた。
そして『Gガンダム』のマスター・アジアは、師弟同士の対立によって最愛の弟子に打ち倒される師匠キャラの、代名詞とも云えた存在だろう。
武術全般の理念である"功夫を積む"とは正にこういう事だ。
経験予測に加えて、其の"精神性"が武道家の強さに繋がるという帰結にも、古来からある中国武術の哲学とロマンが垣間見える。
強さの価値基準の方向性を修正した、亀仙人はやはり作中一番、そして悟空にとっても一番の師匠であった。