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やはり『美少女戦士セーラームーンS』は、無印やRよりも面白い。
特にセーラーウラヌスの存在には目が釘付けになる。
90年代全盛期の緒方恵美のキャラならエメロード姫や碇シンジに蔵馬も良いが、やっぱり天王はるかの中性イケメン演技がダントツだ。
一時期の『デスノート』ブームもそういったフェチズム的趣向が幾分起因している様に思う。
夜神月の計画通りに事が運び、逆転の流れとなる"痛快"さは、数多くのピカレスクロマン共通のカタルシスだ。
70年代にはジョージ秋山の『銭ゲバ』が登場し、金銭こそがこの世の真理と信じ銭の為ならどんな事でもする、蒲郡風太郎の悪逆非道な活躍が描かれた。
自身の醜い容姿や背景をハンディキャップとする在り方は『リチャード三世』の系譜にも近い。
数あるピカレスク漫画でも定番所の立ち位置である。
メグちゃんの格闘系魔女っ子の系譜を受け継いだのが『大魔法峠』の魔法少女、田中ぷにえだ
肉体言語という名の格闘戦を行使し、魔法はあまり使わない。
主にサブミッション=関節技を得意とする
田中家に人生を壊されたライバル、穴堀りエリィは主に打撃技の使い手であり、二人の格闘戦は名勝負となった
とは言えやはり"ライバルキャラ"の定義は非常に曖昧ではあるので、なんかもう全身が黒っぽかったらソレはもうライバルキャラだというアバウトな基準でも問題が無い気もする。
ライバルの定義としては主役と年齢が離れていると当て嵌まらない印象がある。
『機動武闘伝Gガンダム』の東方不敗はドモンの師匠であるが、父性を持つキャラを越えて対等となる後の敵対構図は立派なライバル表現だ
そして東方不敗との決着は黒幕であるラスボス、ウルベ・イシカワとの前哨戦とも言える
"ライバル関係"とは少なからず心を通わせる間柄でもあるので、ソレが異性間となるとロマンスに発展しやすい性質がある
反対に『アナと雪の女王』のアナとハンス、『少女革命ウテナ』のウテナと鳳暁生は当初はロマンスを匂わせながらも後に敵対する関係となる
愛憎の表裏性と紙一重さを象徴した例だ。
『最後のジェダイ』のフォースチャットで心を通わせる描写から既に其の兆候はあり、ディズニー制作へと変わった事もあってプリンセス物として観てみても面白い構図である。
カイロ・レンは宿敵から王子様へ変化する事が前提であったキャラクターなのは間違い無いだろう。
『テイルズ オブ ジ アビス』に登場したアッシュは主人公ルークにとって"鏡像"以上の存在だ。
ルークの正体はアッシュのレプリカであり肉親以上に近い分身である。
経歴を奪われた事でアッシュはルークを憎悪し、ルークは自身が複製品である事に苦悩する
各々が自己の内発性を高め激突する展開が熱い。
『ファイナルファンタジー』シリーズのライバルでは『Ⅳ』で主人公セシルの恋人ローザへの想いを利用され裏切り者となったカインに『Ⅴ』では主人公バッツと敵対するも友情が芽生え最期には自爆で窮地を救ったギルガメッシュがいる
そしてシリーズ中、最も大きな存在であったのが『Ⅶ』のセフィロスだ