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格闘ゲームのライバルコンビと云えば『ストリートファイター』のリュウとケンだ。
次いでお馴染みであったのが『ザ・キング・オブ・ファイターズ』の草薙京と八神庵である。
特に庵の女性人気はエポックであったろう。
『サムライスピリッツ』の覇王丸と牙神幻十郎の宿敵構図もSNKの看板であった。
キャラクターデザインを担当した冨士宏による漫画『ワルキューレの降誕』では、ブラックワルキューレの前身と思しき戦乙女ドゥンケルが登場する。
ラグナロクにより消滅した世界の数少ない生き残りであり、古代の武人らしい戦士としての気高さを魅せる。
其の悪人では無い独自の解釈が斬新であった。
有賀ヒトシによる漫画『ロックマンギガミックス』でのブルースは重要な役所となっており、その儚い最期はフォルテを上回る深い印象を残した。
カプコンの主役とライバルキャラは赤と青のカラーリングに分かれてる場合が多く、ブルースはその定番表現の先駆者でもあった。
リメイクや他のアニメ版や漫画、様々なメディアで異なるグリーン像が描かれて来たが、一番印象強いのは漫画『ポケットモンスターSPECIAL』に登場したグリーンだ
勝ち気な性格付けをされていたゲームやアニメ版とは違いクールな性格となっており、主人公と幼馴染という設定もアレンジにより改変された。
『ポケットモンスター』に登場した「ライバル」はライバルキャラが持つ本質を上手く簡略化したキャラクターだ
デフォルト名は無く一般的にはグリーン、アニメ版ではシゲルの名称となっている
主人公とはスタート地点が一緒であったが、いつの間にかチャンピオン=ラスボスとなっている展開が象徴的だ。
他にもアニメジャンルには様々なライバルキャラが存在するが、何の作品の誰を覚えているか、あるいは思い入れがあるかで世代が分かれるのではないだろうか。
漫画キャラ以上に"懐かしさ"を覚えるのも特徴であろう。
シャーキンの路線は長浜ロマン三部作の美形悪役達に引き継がれ、単なる悪役とは呼べない悲劇性を伴った設定が目立つようになる。
大将軍ガルーダ、プリンス・ハイネル、リヒテル提督の立ち位置とキャラクター造型は、後のロボットアニメにおけるライバル表現への重要な基点となった。
『マジンガーZ』に登場するあしゅら男爵は東映版アニメだとライバルらしい印象は無いが永井豪の漫画では兜甲児をライバルだと認定する台詞があり其の性質自体はあったと思わせる
『マジンカイザー』では派手な剣戟を展開し『真マジンガー 衝撃! Z編』では今川監督の趣向によりライバルらしい設定となる
主人公との対比を際立たせる美麗ライバルキャラの存在もまた重要だろう。
『ベルセルク』のグリフィスや『犬夜叉』の殺生丸が代表格のジャンルだが個人的には『烈火の炎』の紅麗の存在を推したい。
殺生丸は女性人気を象徴したキャラであり、設定が類似している紅麗は反対に男心を擽る造型でもある。
大友克洋の『AKIRA』に登場する鉄雄と金田は漫画劇場アニメ共にライバル描写が印象強い
主人公・金田の幼馴染である鉄雄は劣等感を抱えたキャラでありライバル側がそういった感情を見せるのは当時珍しかった
関係性を象徴した最大の見せ場が、鉄雄の記憶の中にある幼少期の金田との出逢いの場面だろう