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Anguloa Uniflora アングロア・ユニフロラ、南米原産の蘭。アンデルセンの「おやゆび姫」はチューリップから生まれたけれど、この花からも小さな赤ちゃんたちの笑い声が聞こえそう。偶然だけども、アングロア属の蘭はチューリップ蘭とも呼ばれる。人の想像力は所詮自然を超えることは出来ない?
rhododendron mucronulatum var. ciliatum ゲンカイツツジ、玄界灘を囲むように韓国と岡山以西の日本に分布するため玄海躑躅と呼ばれる。ツツジの中でも最も早い時期に開花する種類。早春の花姿も柔らかく美しいが秋の紅葉もまた色っぽくて良い。
Kalanchoe カランコエ、一括りにカランコエと言っても分類方法によっては百数十種類にも及ぶ。よくカランコエとして流通しているのはベニベンケイと呼ばれる種類、ベニベンケイ以外のカランコエにも可愛い花をつけるものも多くあるので、その魅力にハマる人も多いと思う。花がなくても可愛い。
Leucojum aestivum スノーフレーク、ヨーロッパ中南部原産ヒガンバナ科の球根草。和名はスズランスイセン。リコリン lycorine 、ガランタミン galanthamine 、タゼチン tazettine などのアルカロイド系の毒素を有する。葉がニラに似ているため誤食することがあり、吐気や頭痛などの症状が見られる。
Oenothera tetraptera ツキミソウ、名前の通り、夕方花を開き朝閉じる。咲き始めは白く朝には薄いピンク色に変わる。メキシコ原産で日本には観賞用植物として江戸時代に渡来。黄色い花を月見草と呼ぶ人もいるが、あちらは待宵草が本来の名前。同じアカバナ科マツヨイグサ属なので近縁種なのだけど。
Deherainia smaragdina ゲーテが唱えた植物変形論、花は葉が変化したものだという証のようなこの植物、開花するときに腐ったような悪臭を放つ。それは花粉の仲介者である蝿を誘き寄せるためだと言う。きっとこの植物、人に例えると、もの凄く愚直で不器用な人なんだろうなと思ってしまう。
Ensete ventricosum エンセーテ、バショウ科ショウガ目の多年生植物。6m近くまで成長し、エチオピア・バナナと呼ばれるようにバナナのような果実を実らせるが、果実は食用には向かない。茎と根茎にデンプンが多量に含まれ、エチオピア南部ではその部分を食用にする。その食料供給力は非常に高い。
Chris Thorogood 著 「Weird Plants 」https://t.co/S16phoda7p オックスフォード大学の植物学者クリス・ソローグッドの本。表紙からして、もはや植物とは思えないような奇妙奇天烈な生物。珍奇植物などと軽々しく呼ばないで、そこいらの園芸店では出逢えないような植物がいっぱい。
Ranunculus repens ハイキンポウゲ、フランス語でbouton d'or 金色のボタンと呼ばれる。稲作が入ってきた頃からの史前帰化植物と考えられる。漢字に直すと這金鳳花、その名前の通り走出枝を地表に伸ばし成長する。食べる人はいないと思うが、キンポウゲ科の植物には毒を持つものが多いので注意。
Potentilla reptans クリーピング・シンクフォイルまたは蔓蛇苺と呼ばれるユーラシア大陸温帯地域に分布するバラ科の多年草。日本では侵入危惧雑草種として警戒される。ロイヤル・コペンハーゲンの陶器の絵柄に採用されるほど可愛い花だけど、一つの種が地域に入り込むというのは色々あるんだろう。