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『異剣戦記ヴェルンディオ』(第2巻)
厄介事を運んでくる仲間が増えて少し賑やかになって、そして絶妙に影の薄さがあったクレオがまさに主人公らしいところを見せてくれた第2巻。クレオが不思議な魅力を持っているのがよくわかります。
緊迫したシーンに、ちょっとしたユルさを入れてくるの凄く好き。
『幽霊になったからパンツ見せてもバレないよね!?』
健太の幼馴染みのこわたが事故で亡くなった翌日に、なぜか目の前に現れたことから物語が始まります。
深く悩むこともなく明るい感じで話は進みますが、亡くなったことを実感させるシーンもあったりし、これの結末って…と考えるとなんだか切ない。
『一式さんは恋を知りたい。』(第2巻)
周りからの言動に惑わされたり、勘違いから来る二人のすれ違いなどラブコメの鉄板を入れ込んでいます。
今回はお忍びのデートが続いており、その中で今の二人の少し歪な関係を意識させるシーンが多くあり良かったです。次は更に踏み込んだ展開になるのかな。
『たそがれにまにあえば 赤井さしみ作品集』
ハードカバーで装丁されており、ほぼフルカラーで構成されています。
内容については似たような世界観を基調としてあるのですが、直接的な繋がりはない短編集です。
ユルいオバケのような存在と女の子の、皮肉を含めた柔らかい掛け合いが特徴です。
『私の推しは悪役令嬢。』(第2巻)
相変わらずレイのクレア様に対する引くぐらい重すぎる愛がちょっと気持ち悪くて、そこがとても心地よいです。
ただその中でも、レイの内に秘めた気持ちに踏み込んで行った部分もあり、普段の茶化した雰囲気とは違った表情を見せてくれたのが凄く良かったです。
『ヒーローさんと元女幹部さん』(第4巻)
颯の、甘くて欲張った大きな希望を持って先を目指そうとするところが、本当にヒーローモノの主人公らしくて凄く好きです。
最初からそんな大きな希望を持っていたわけではなく、敵との戦いや敵の日常などを見てきた上での答えなので、説得力があります。
『君と綴るうたかた』(第2巻)
雫と夏織の、二人の距離感が台詞や呼びかけ、そして表情などで凄く丁寧に描写されていて上手いと感じました。
二人の隔たりは解消されつつも、根本的なトラウマは依然として残されている上に、また新しい波乱が来そうな展開が待ち構えている終わり方でドキドキします。
『踊り場にスカートが鳴る』
背が高い社交ダンス部の春間ききが、幼馴染みからペアを解消されてしまい、小柄な鳥羽見みちると新しいペアとなったことから物語が始まります。
対照的な2人が支え合って進んで行くのがとても良いです。思うところがありそうな幼馴染みの、今後の動きも気になるところ。
『先生、今月どうですか』
家賃を滞納しがちな冴えない小説家の四十万万里と、その万里が住むアパートの大家である女子高生の佐久間紫の物語です。
「月に一度、先生を追い込みに行く」という名目で会いに行くのがとても良いです。それ以外でも、何かにつけて先生に会いに行こうとする紫がいじらしい。
『アネモネは熱を帯びる』
不本意な高校に入学した凪紗が、凪紗の受験を失敗させるきっかけとなった少女である茉白と同じクラスになったことから物語が始まります。
二人の絶妙な関係性と距離感がたまらないです。
二人でポジティブに進んで行き、一歩ずつ自分の気持ちを理解していく様が素晴らしい。