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『ダーウィン事変』(第2巻)
ウィットに富んだ独特の台詞と、広がっていく物語のスケールの大きさが魅力。
正義や差別といった壮大な展開になっているにもかかわらず、展開がリアルに想像できる造り込み。そして巻き込まれているのに、どこかどこ吹く風なチャーリーの言動とのギャップが面白いです。
『水姫先輩の恋占い』
高校2年生の坂上宗次郎が、占いが得意だと豪語する謎多き水姫明日香と出会ったことから物語が始まります。
勘違いだったり、わざとすれ違わせたりする二人の距離感が素敵。
そして読者にしかわからない、二人のコレからの関係を匂わせる思わせぶりな言動も多く心地良いです。
『いえない秘密の愛し方』
百合漫画オタクで高校教師である佐伯和緒の家に、生徒である胡桃沢遥がなりゆきで転がり込んで来たことから物語が始まります。
ちょっと暗くなる要素もありますが、真面目だけどさりげなく問題を先送りしつつ物欲には勝てない、明るい存在である佐伯先生に救われます。
『うちの会社の小さい先輩の話』(第2巻)
なりゆきで決まった旅行の準備で早川さんと買い物中に、色気のある話題を振られたから乗っかったのに突然梯子外されて赤面と悔しそうな先輩の顔が、特に凄く良かった。
主任だけじゃなく篠崎姉などの周りからの、自然かつ不自然なサポートが半端ない。
『異世界喰滅のサメ』
落ちこぼれの召喚士であるシロミが召喚したサメが、シロミをバカにしていた召喚士たちを食い殺したことから物語が始まります。
健気なシロミに対して厳しさが尋常じゃない世界。
かなりシリアスな展開なのに、ギャグテイストの絵とサメが前面に出てきてやたらシュールです。
『Unnamed Memory』
オスカーが幼い頃に受けた呪いを解くために、魔女の塔の試練を乗り越え、魔女のティナーシャと出会ったことから物語が始まります。
国に戻ったオスカーと、オスカーと一緒に塔を離れたティナーシャの二人の交流がなかなか微笑ましい。過去の因縁も含めて、続きが気になる展開です。
『白蛇様の花嫁』
失った大切なものが見つかるという生と死の狭間にある島で、飯屋の女将として働く少女の依子と、島に来た人との交流を描いた作品です。
戦争が物語の背景にあり非常に重苦しく救われない者たちも出てきますが、失ったものを見つけられて、少しだけ前向きに進めるような雰囲気が好み。
『JKからやり直すシルバープラン』(第4巻)
前の巻で友達関係で話が大きく動いた反面、第4巻は一段落つけた感じ。その中であってもしれっと小百合のライバルっぽいキャラが出てきたりと、次には大きな動きがありそうな予感。
小百合の発言が真意とは全く形で受け取られて、すれ違うのが面白いです。
『みんな私のはらのなか』
婚活中で少し腹黒で食欲旺盛で男からモテるせいこと、せいこの全て受け止めてくれるルームシェア相手で女からモテる渚の物語です。
せいこの腹黒さというのか、計算高いのは生々しい感じがして好き。
お互い気の置けない関係に見えて、言えないことがあるのは良いですね。
『108回殺された悪役令嬢』
108回惨殺される人生を繰り返したスカーレットが、その記憶を109回目の人生で取り戻したことから物語が始まります。
殺され続けた過去や殺されかける現在と、楽し気な日常の悲喜のギャップが凄い。
不穏な伏線ばかりですが、ぜひとも今回は幸せな人生になって欲しいです。