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【柚木かほQ&A①】本日のQ&Aは「グッズを作ったりSNSに公開してもなかなか売り上げも知名度も上がらない」という柚木さん。そんな彼女の作品には果たして魅力がないのでしょうか。今日はそのあたりを考えてみようと思います。
【梨央Q&A32】最後の3つの追加点はあくまで余談でしたが、以上が梨央さんに対するアドバイスです。些細な変更で、『画面のまとまり』と『流れ』そして『ストーリー性』が増した事だと思います。
【梨央Q&A31】最後は画面下が単なる"背景"や"地面"ではなく、"水たまり"であることを表す為に、水面に映る本の影をユラユラと入れます。すると主役がまるで「本の船」に乗っているような面白さも出て、本があることの意味も出てきます。
【梨央Q&A30】そしてもう少し「梅雨の時期」だけではなく「いま雨が降っている」ことをわかりやすくする為に、ポツポツと画面下に波紋を描き足します。
【梨央Q&A29】まずは絵に少し立体感と水の質感を持たせるため、画面上と同じピンク色だった画面下の地面は、少しだけ青のグラデーションを薄く入れてやります。
【梨央Q&A27】という訳で雲の進む方向を同じ向きに変えました。こうすることによって、主役たちの進んでいる方向(←)がより強調されるとともに、「雲が左→右に進んでやがて太陽を隠してしまった」という流れも出来て、一石二鳥です。
【梨央Q&A26】そして画面全体の方向性は主役も、カタツムリも、カタツムリの子供たちも【←】左に進んでいるので、後ろの雲はそれを強調する為にも、どちらも【→】右に進ませた方が良いでしょう。走る電車の景色は後ろに流れていく、寸法です。
【梨央Q&A25】次は方向性。尻尾の向きを見ると、2つの雲が逆向きに進んでいます。「同じ空の雲は同じ方向に進む」という自然の摂理は抜きにしても、やはり絵の中で同じモチーフがバラバラに散って進むと、見る側の集中力も散ってしまいます。
【梨央Q&A24】すると「雨の日はイヤだねぇ(困り顔)」⇒「そんなことないよ、楽しいよ(笑顔)」という物語の流れだけでなく、描く側と見る側でのコミュニケーションが作品内に生れます。主役は女の子なのでやはり今回は左の方が良いでしょうね。
【梨央Q&A⑳】ま、やりすぎもガランと空いちゃうので、大体このくらい微妙に(左図)。どっちつかずなら、いっそのことトリミング(切る)してしまうという手もありますが(右図)、今回だと本の厚みが解らなくなるので、やはり前者が良いでしょう。