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71歳になるペリハン・アルパシーラーは、トルコのボヤバトで生まれた。 ドイツのフランクフルトに30年以上住んでおり、ゴールドスタインのアトリエに所属している。 彼女は、主に人間の肖像画をモチーフにして絵を描いている。独自の水墨画の技法を駆使することで、人の出会いの儚さを表現している。
76歳になるミゲル・アマテは、スペインで生まれた。7 歳から絵を描き始め、12歳で初めて絵を販売し18歳で美術学校へ入学した。ボロ布や様々なアクセサリーを使って巨大な人形を制作するようになる。彼は自分の作品を「アール・ブリュット」ではなく"残酷な芸術"、「アール・ブルータル」と呼んでいる。
69歳になるドナルド・ミッチェルは、20年ほど白い紙を斜線で真っ黒に塗りつぶし続けていたが、あるときに、塗り残した部分から頭足人が現れるようになった。 一人で立っていたり、集団で様々な体勢で描かれており、無限のバリエーションを見せているが、彼はこれらの人物像の意味を語ってはいない。
宮古島生まれの宮川隆は、65歳になる。 18歳で上京し、グラフィック・デザイナーとして活動している。 38歳のとき、自動筆記で絵を描いたことを機に、以後25年以上に渡って、宮古島に代々伝わる霊能者カンカカリャとして、島の神々から受け取る宇宙規模の情報を、紙に「うつしとる」ことを続けている。
62歳になるエドワード・ウォルターズは、20年前からクリエイティブ・グロースに所属している。彼は、定木とステンシルを使って、幾何学形態を組み合わせた高層ビルのような景色を描いている。近年では、「音楽はもうたくさん」「職場で言おう」など、皮肉に満ちた言葉を絵の中に描くようになっている。
40歳になるキム・クラークは、昨年までクリエイティブ・グロースに所属していた。 彼女はポップカルチャーに多大な影響を受け、有名人を被写体に独自の解釈で絵を描いている。 最近では、ロビン・ウィリアムズからボブ・ホスキンスまで、亡くなったスターを追悼するための肖像画の刺繍を制作している。
今年60歳になる江中裕子さんは、32歳で統合失調症を発症し、精神科病院へ入院。鋏などが使えない閉鎖病棟で、退院する知人のために雑誌を素手で千切って制作したことを機に、コラージュ制作を始めた。手の皮が剥げるほど手を洗い続ける強迫神経症を抱えているが、制作時は手袋を外して創作できている。
ブルース・ミュージシャンだったヘンリー・スペラーは、日雇い労働者として働いていた。70代から絵を描き、何百枚もの絵を玄関先に飾るようになった。交通機関や家や教会、特に大きな胸と長い髪、露出した性器が特徴的な白人女性をよく描いていたことで知られている。生涯に渡り、数千枚の絵を描いた。
今年58歳になるカフジカ・コズマは、家計を支えるため、国鉄の切符係として働いていた。18歳から、絵を描き始めた。23歳のとき、勤務中の事故が原因で精神を病み、小さなアパートに引き籠もるようになった。描く絵は抽象的になり、太い黒い線と、意味不明の言葉の螺旋で埋め尽くされてるようになった。
ガブリエル・エブラールは、特別支援学校に通っていた21歳のとき、アートスタジオへ通い始め、絵を描き出した。 百科事典的な知識と膨大な記憶力を持っ彼は、メディアに焦点を当てた絵を描いている。 映画スターやロックグループ、ポップシンガーなどの写真を独自の定義で再解釈して人気を博している。