//=time() ?>
パトリス・ルコント『イヴォンヌの香り』❝匂い立つような官能❞58年仏レマン湖畔の避暑地、ファムファタール、イヴォンヌに恋し翻弄される自称ロシア伯爵の青年。謎めいたゲイの老医師を絡め、12年後の回想としてひと夏の異空間を描き出す。カメラは男の視線になり美しい肢体を嘗め回す。美しい映像…
今日は好きな俳優2作品鑑賞@新宿ピカデリー。
「居眠り磐音」高齢者多し
「神と共に 第一章 罪と罰」マトリックス風?
松坂桃李は究極のフェミ映画「娼年」で演技の幅を振り切り、役者としての覚悟を見せた。
ハ・ジョンウは「チェイサー」でのサイコパス、「哀しい獣」と圧倒的な演技派。
塚本晋也『鉄男』 肉体の変容…金属に肉体を侵食される男。斬新なアイディア、物語性を排し暴力的に疾走する映像。有機化する鉄のグロテスクなイメージ。モノクロ、粒子の粗い画面の生々しいリアルさ。シュール不条理、狂気ユーモア…。爆発的音響と凄まじい映像の力に身を委ねる伝説的傑作。藤原京…
吉田喜重『ろくでなし』60年デビュー作。松竹ヌーヴェルバーグの狼煙があがる。全てが遊び…金持ちの大学生とたかる貧乏学生たちの行き場のない鬱屈した青春像。クールな社長秘書と貧乏学生の恋を突き放した視線で描く。戯れの果ての破滅…全編を気怠いジャズと閉塞感虚無感が覆う。ラストのショット…
パティ・ジェンキンス『ワンダーウーマン』 セクシーアイコンからフェミへ、女が世界を救う。神話から飛び出し第一次世界大戦の渦中に…。打ち砕かれた善悪二元論、人間たちへの幻滅。初めて知る世界、ダイアナのピュアな目が見た社会のおかしさズレが笑わせる。様々な要素を程よく取り入れた佳作
新藤兼人『讃歌』 谷崎「春琴抄」昔女中をしていた白塗りの老女(乙羽信子)に作家(新藤兼人)がインタビューする構成。乙羽が凄い!物語られる妖しく耽美的な愛のカタチ。琴三弦の天才美貌の白塗りオカッパ盲目少女春琴と崇め奉仕する佐助。美と陶酔、加虐と被虐。究極の愛を幻想とユーモアで描く傑作
アレクセイ・ゲルマン『フルスタリョフ、車を!』1953年ロシア、反ユダヤ主義ユダヤ人軍医将校…怒涛の映像に身を委ねる。モノクロの光と影の圧倒的映像美、長回しのカメラが常に動き人物を追う。画面に出入りする奇怪で猥雑な人物達。凝った美術、音とイメージの洪水、全て過剰。映像表現を極める傑作
ルイス・ブニュエル『銀河』聖地を目指す二人の巡礼の男が出会う奇妙奇天烈な登場人物達。二人が狂言回しになりエピソードを繋ぎ、徹底的にキリスト教をバカにするシュールな佳作。キリスト教の正統と異端の教義を古今の文書から引用し欺瞞性矛盾を嗤う。信仰は理性でなく感情、狂信は常に対立を招く…