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山村雅治さんのイラストまとめ


2016年8月末まで「山村サロン」を運営。閉鎖後は「松山庵(しょうざんあん)」で続行。文を書き、合唱の指揮をやり、絵のモデルにも。北辰旅団の座員の役者としても、日々刺激のたえない生活を。
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承前)シュッツの合唱曲。マウエルスベルガー/ドレスデン聖十字架合唱団のものを、どの盤もくりかえし聴いている。聖十字架合唱団に少年時代に在籍していたペーター・シュライヤーとテオ・アダムの独唱が加わる作品もある。いつの日にか友があつまるレコード・コンサートで皆で聴こう。

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バッハ「ヨハネ受難曲」。リヒター/ミュンヘンバッハ他の演奏を久しぶりにじっくりと聴いた。冒頭の合唱の響きから惹きつけられ、たちまちのうちに巻きこまれてしまった。1960年前後のカール・リヒターが放射する音楽の力はすばらしかった。

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カール・リヒター/ミュンヘンバッハを聴きたくなった。バッハの宗教音楽といえば、少年時代にはこれしかなかった。『ロ短調ミサ』を聴いた。冒頭の「キリエ」から合唱の凛冽な響きに、至高をめざしてやまない音楽の時空に吸い込まれていくようだ。ほんとうに久々にこの盤を聴いた。

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承前)生涯にわたっての特別な盤がある。シューリヒトのブルックナー「9」はその一枚。「8」は第3楽章がこの上なく美しい。「3」はクナッパーツブッシュのほうが楽しめる。「7」はマタチッチとどちらかという名演奏だ。
「第9番」だけはシューリヒトのほかにお聴きいただきたい盤がない。

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今夜はシューリヒト指揮のブルックナー。彼のLPレコードはたくさん持ってるのに、友人たちとともに聴くレコード・コンサートに採り上げたことがない。マーラーはワルター指揮で2曲を聴いた。ブルックナーはまだ1曲もかけたことがない。旧・山村サロンから松山庵に移ってからは「特別企画」枠がある。

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タリスとバードの「カンティオーネス・サクレ 1575」。2009‐10年に録音された新盤が届いた。OBSIDIAN: CD706。デイヴィッド・スキナー指揮/アラミレの演奏。アラミレは混声合唱団。女声はノン・ヴィブラートの歌声が少年の歌声を思わせる。和声感がいい。ぶあつく重なる場面もオルガンのように響く。

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ベートーヴェンの「弦楽四重奏曲」を古今の四重奏団で聴いている。「ピアノ・ソナタ」連夜と同じく、これも友人があつまるレコード・コンサートの企画のために。そのときの一期一会の音楽の時間には、どの曲をどの盤でかければいいか。

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元日の夜半は『荷風俳句集』加藤郁乎編(岩波文庫)。冒頭の「自選 荷風百句」は、 墨も濃くまづ元日の日記かな にはじまる。編者の加藤郁乎さんにはまだ十代のころ、芝山幹郎さんに連れられて新宿の酒場でたびたびお目にかかった。彼の俳句は現代詩を書きはじめていた僕にはとてもおもしろかった。

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承前)SPレコードを通じて、パッハマンやパデレフスキーらのピアノ演奏に魅せられるものがあればこそ、クレアリー和子さんの奏法が見えてきたのだった。

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承前)子供のころからレコードが好きだったあなたなら。数枚ずつお持ちになることを繰りかえされて。まずパデレフスキーとパハマンを聴く。きこえてくるピアノ音楽のなんと美しいこと! こういうものは僕のひとり占めにしてはならない。それがレコード・コンサートを始めるきっかけになった。

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