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山村雅治さんのイラストまとめ


2016年8月末まで「山村サロン」を運営。閉鎖後は「松山庵(しょうざんあん)」で続行。文を書き、合唱の指揮をやり、絵のモデルにも。北辰旅団の座員の役者としても、日々刺激のたえない生活を。
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承前)ルービンシュタインの最晩年の名盤。すでにルービンシュタインの視力は失われていた。のみならず前方はまったく見えなかったという。右の耳の聴覚も失われていたにもかかわらず、彼はインタビューに答えて「いまや無限の視野を得て、未来に向かって駆け出しつつある」といった。

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松山庵の午後は、SPレコードを皆さんとともに楽しんだ。カペー四重奏団のベートーヴェン「15番」とシューベルトの「死と乙女」。ひと月に2回、今日は月末の2回目だ。これらの曲を初めて聴く人がいるので、針を下ろす前の話は初心者から専門家までの人をうなづかせるオールフォーカスの言葉で。

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承前)彼ら3人よりも深く音律を掘り下げたシェーンベルクの偉大さについては、さらに後日のことになるだろう。ラヴェルの『ダフニスとクロエ』の1960年代の名演奏はモントゥー、アンセルメ、クリュイタンスだった。シャガールの画面の音彩はアンセルメのものだった。名曲だから名演奏はいっぱいある。

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『文豪ストレイドッグス』の太宰治は、主役の中島敦18歳の年長の理解者で準主役を務める重要な人物だ。漫画の最新刊の第15巻では太宰治とドストエフスキーがチェスの対決を始めるシーンで終わってる。
脚本/朝霧カフカは太宰を勝たせるだろう。どのようにして?読者は第16巻を待たれよ(笑

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芦屋市谷崎潤一郎記念館。ロビーから展示室に入れば『開館30年 夏の通常展「谷崎潤一郎 人と作品」 特設展示「谷崎×芥川―人間的な、余りに人間的なー」』。こちらも日本の小説を読んできた人には必見。見終わったら受付の女の人に呼び止められた。前にも来られたことがありませんか、と。

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『文豪ストレイドッグス』の漫画は本が好きな人にはとても面白く読めるだろう。僕の好きなキャラクターは狂言回し役(実質の主役)の中島敦(18歳の少年。170cm・55kg)。太宰治(22歳の青年。181cm・67kg)。そして中原中也(22歳の青年。160cm・60kg)。これはもちろん僕の彼らの文学への偏愛で!

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5月20日はエミール・ベルリナーの誕生日。Google頁でも紹介されていた。ベルリナーは1851年5月20日に生まれた。レコード盤蓄音機の発明者。1877年にエジソンが最初の錫箔円筒式蓄音機「フォノグラフ」を完成させ1887年には後のレコードプレーヤーの原型である円盤式蓄音機「グラモフォン」を作った。

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承前)それ以来、ロシア文学に行ったりイギリスに行ったりスペイン、ギリシアに行ったりしたが、フランス文学はずっと読んできた。そこには「絶対の自由」を求めてやまない魂がある。

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少年時代に、まず耳に飛びこんできたフランス語の歌声は、ピアフであり、イヴ・モンタンだった。ラジオを聴けばシャンソンも流れていた。
二十歳前後にバルバラのLPレコードを聴いて、胸を突き刺される衝撃を受けた。フランス語の歌の恐るべき力に身動きできないほどに感動を覚えた。

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横尾忠則現代美術館。横尾忠則の画業の核心が展示された「横尾忠則の冥土旅行」展は、平日で雨降りのせいか混んでなかった。あまり東京の人たちには知れてないのだろうか。こんなにすばらしいのに、どうして全国から彼の絵を神戸まで見にこないの?

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